2023.8.8
名古屋市の真宗大谷派 道仁寺で納骨堂完成に続き茶所の新築開始!(伊藤絵)
2023.8.8
Category: 客殿・庫裡新築
名古屋市西区 道仁寺で茶所の新築工事が始まりました。
2022年に納骨堂「飛天閣」が完成から、ほどなくして
「お参りにいらした檀家さんに、ゆっくり休憩していただける場所を造りたいと思います」
住職の希望で、境内の庭の整備も兼ねた茶所の新築が決まりました。
工事は納骨堂新築工事と同じく、地元の(株)鈴起建設にお願いします。
敷地は本堂の前で、多くの庭木を伐採伐根することに。
そこで先ず、重機が入れるように荒れた敷地を表層地盤改良して・・・
その後、砕石パイルによる地盤改良を行いました。
砕石パイルは、杭状の穴をあけながら砕石を詰め込んでいく地盤改良の方法です。
使用するのは天然の砕石なので、環境にやさしく、将来建物を撤去した後、コンクリート杭のように引き抜く必要がありません。
現場で地盤改良工事が行われている間に・・・木材検査を行いました。
住職にも愛知県海部郡にある(株)東海プレカットまで足を運んでいただき、化粧柱と化粧梁、その他構造柱などを確認しました。
△並んでいるのは全て「桧の化粧材」
設計図で、化粧材は桧の上小節と指定しています。
材1本1本、全ての面を確認しながら、節の有無、通直性、含水率を調べていきました。
大変質のいい木材が揃っていましたが・・・
規定以上の節があった化粧材、通直性(芯の通り)に問題ありの化粧材を3本、取り換えてもらうことになりました。
次はいよいよ基礎工事。
暑さが厳しい今夏。
強い日差しを受けながらの基礎工事は過酷ですが、正確な施工をお願いします!