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2024.2.13

大阪府の浄土真宗本願寺派寺院で本堂耐震改修 設計が進んでいます(中村)

2024.2.13

Category: 耐震補強

大阪府の浄土真宗本願寺派寺院で、本堂耐震改修工事の設計を進めています。

耐震補強の方法は、限界耐力計算に基づいて考えます。
(限界耐力計算についてはこちらの記事で紹介しています)

耐震性能目標をクリアするために・・・
どこにどんな耐力壁を追加すればいいのか?
力の伝わり方に配慮して、壁の配置を考える必要があります。


しかし、本堂での行事を考えると、耐力壁を新設できる場所が限られます。



△外陣には、ほとんど壁がありません

そこで、
・計算上合理的で、なおかつ施工が可能な壁の新設
・柱や梁をなるべく傷めない
・見た目をなるべく変えない
・使いにくくならないように
・少しでも工事費を抑える

などを考慮しながら、設計図を作成していきます。



△耐震壁を新設することは可能か?現況調査を重ねながら補強設計を進めます
 

また、限界耐力計算については
JSCA関西(日本建築構造技術者協会)にレビューを依頼し、
アドバイスを受けながら合理性を高めています。

この度の震災を受け、これまで以上に慎重な検討が求められます。

現在は、意匠図・構造図・設備図ともに完成に向かって作業にあたっています。

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