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2018.3.20

快晴の空の元、千葉市の臨済宗 圓福寺本堂の上棟式(菅野)

2018.3.20

Category: 本堂新築

3月13日、晴れ渡る空のもと、千葉市の臨済宗 圓福寺様で伽藍上棟式が厳修されました。

多くの随喜寺院、檀信徒、建築関係者そして・・・
隣接する穴川花園幼稚園の園児たちが参集し、厳かで賑やかな上棟式が行われました。

導師は、平林寺江楓室老大師がお務めになりました。




新築される本堂、客殿、庫裡は鉄骨造2階建てで、床面積は約953㎡(288坪)です。

工事は、競争見積もりの結果、石川県能美市に本社を構える松浦建設株式会社にお願いすることに決まりました。

難度の高い工事なので、施工会社の選定には気を使いましたが・・・

松浦建設は木造社寺の施工実績が多い上に、社長が構造設計一級建築士(超高層ビルの構造設計もできる!)の資格を持つ会社。願ってもない造り手に恵まれました。
 


上棟式は、尊宿入堂、導師入堂から始まりました。

開式の辞の後、園児代表が献灯・献花・散華を行いました。

続いて、導師献供、導師三拝、そしてこの日のために作られた香語を老師が朗々と読まれました。

この後、経中焼香を行い、立柱回向と続きました。




僧侶が脇に控え、次は、松浦建設の工匠たちによる上棟の儀が始まりました。

弊社の東松も検知役を務めました。

最初に、宮大工の道具を祭壇にお供えする「三器奉奠の儀」

次に、参列者全員が参加して、棟木を引き上げる「曳綱の儀」

そして、その棟木を打ち納める「槌打ちの儀」が行われました。


法要の後、挨拶を求められたので・・・

「圓福寺伽藍は、境内を最大限有効に活用するため、鉄骨造で設計しました。

鉄骨造とはいえ、本堂は伝統的な入母屋造り、客殿庫裡は切妻屋根です。

本堂と客殿庫裡の間に中庭を造り、その庭に面して茶室を配置します。中庭には待合を造り、路地風の植栽を植え、その風情を玄関、客殿廊下、本堂廊下三方から楽しめます。

また、本堂は伝統的な臨済宗の間取りで、外装や造作に桧をふんだんに使います。

もちろん、高い耐震性も考慮した構造で設計しました。今後もご助言、ご協力をお願いします」
と、申し上げました。
 
 
次に松浦建設の社長が挨拶、最後に住職が謝辞を述べられました。

そして、園児たちのお楽しみ。餅まきが行われました。

本堂前に設けられた足場のステージから、お菓子やお餅がまかれると・・

大喜びで手を広げる園児たち。明るい歓声が境内に響きました。

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