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2020.6.9

浄土宗西山禅林寺派 東宝寺の全伽藍新築、素敵な造園が完成(伊藤知)

2020.6.9

Category: 知って得する和の技

名古屋市の浄土宗西山禅林寺派 東宝寺で本堂・客殿・庫裡新築工事が大詰めを迎えています。



本堂は間口7間×奥行6間、床面積は約310㎡。
外観は入母屋造り、流れ向拝で瓦葺きの伝統的なデザインです。

施工は、石川県能美市に本社を構える松浦建設株式会社にお願いしています。

 
現在は、建築工事に並行して、外構工事が進んでいます。

境内には、樹齢350年のクスの巨木があるため・・・その木を囲むように伽藍を配置しました。

しかし、住職の悩みの種は「落ち葉」。
クスノキだけでなく、カシやモチの巨木もあるため、お手入れ・お掃除が非常に大変。
さらに、中庭の水はけが悪かったため湿気がたまり、建物にも悪さをしている状況でした。

そこで、
・屋根に軒樋を設ける代わりに、軒下に「雨落とし」を造り、雨水を受けとめる。
・樹木の本数をしぼり、排水の良好な石庭を造る。

ことにしました。。。しかし、建物ができてくると。。。


「緑がなくては寂しい!やはり、できるだけ緑を植えたいです」
「檀家さんの憩いの場になるように、緑の多いお寺にしたい」
「季節を感じる庭にしたい」
「ちょっとした花壇や菜園も欲しい」  

改めて、造園を考え直すことに・・・

外構工事・造園工事をお願いしている南区の「石直」さんに新たなデザインを提案してもらいました。





イロハモミジ、クロモジ、ソヨゴ、アセビなど季節を感じられる常緑樹を植え・・・

敷石・庭石を再利用して・・・素敵な庭を創ってくれました。




グランドカバーのスギゴケ・スナゴケから、かわいらしい山野草が顔を出すなど・・

とてもイイ感じです。




よく見ると・・・住職の遊び心も!素敵です!

「お客様にすごく喜んでもらえました!」と、造園屋さんも誇らしげでした。

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