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2026.5.12

伽藍を建てる前の方が長い?千葉県で本堂改築・書院客殿新築工事(植松)

2026.5.12

Category: 本堂新築

千葉県松戸市の浄土宗 善光寺の本堂改築・書院客殿新築工事がいよいよ始まります。


最初にご連絡をいただいたのは2018年。
本堂の耐震調査から始まりました。

一時中断の後、コロナ禍を挟みながら設計を進め、
2025年7月末に工事見積がでてきたものの・・・

近年の工事費高騰の影響を受け、
減額調整や資金計画の見直しなど、検討を重ねました。

岐阜県に本社を構える(株)中島工務店と工事契約締結に至ったのは、2025年10月末。
そこから解体、そして着工――
……とは、なかなか簡単には進まないのが、首都圏における寺院建築の難しいところです。

 



寺院の建替計画では、都市計画法上の「開発許可」までは必要とならないケースでも、
各自治体が定める「宅地開発事業」や「まちづくり条例」などに該当する場合があります。
特に境内が広い場合は、その対象となることが少なくありません。


今回の計画は「宅地開発事業」に該当し、
求められる資料や協議内容は、実質的には開発許可に近いレベルとなりました。
さらに、関係各課は22課に及び、事前協議だけでも膨大な時間を要しました。


その中でも大きなテーマとなったのが「雨水抑制処理」です。
近年の豪雨災害を受け、都市部では雨水を敷地内で処理する計画が求められることが増えており、
今回も相応の対応が必要となりました。


また、計画地は埋蔵文化財包蔵地にも指定されているため、
解体中および解体後には試掘調査も行う必要があります。



△1回目の試掘調査

加えて、宅地開発事業および中高層条例に伴う近隣説明も必要となり、
周辺200件を超えるお宅へご説明に伺いました。


 



一般住宅とは違い、
寺院建築は、設計図を描くだけでは実現しません。

むしろ、こうした行政協議や周辺調整の方に、多くの時間を要することも少なくありません。

まだ少し作業は残っていますが・・・
工期に影響を及ぼさないよう、引き続き辛抱強く進めてまいります!

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