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2018.7.10

見どころ満載!小田急電鉄 新「片瀬江ノ島駅」のデザイン協力!(植松)

2018.7.10

Category: トピックス

「竜宮城のような姿で観光スポットにもなっている小田急線の片瀬江ノ島駅が、2020年の東京オリンピック前に建替えられます」

2017年12月、新聞やテレビの報道をご覧になった方も多いと思いますが・・・


△現在の「片瀬江ノ島駅」

菅野企画設計は、小田急電鉄および小田急エンジニアリングから、
新「片瀬江ノ島駅」のデザイン協力を依頼されました。

弊社は、和風住宅だけではなく、伝統的な木造寺院など日本建築の設計でも多くの実績を持っています。
最近はその実績が高く評価され、和風の美術館や木造の幼稚園などの設計依頼も受けています。


△新「片瀬江ノ島駅」

検討会議では当初、寺社建築の「竜宮造り」と呼ばれる楼門に忠実なデザインを進めていました。

しかし・・・
「駅舎なのに、社寺の伝統的デザインを模倣するだけでいいのか」
「幅広い利用者が喜ぶような、楽しさが必要なのではないか」などなど、いろいろな意見が出ました。

何度も検討を重ねながら・・・
「袴腰を湾曲させたらどうでしょう」とか
「棟の先端をくるりと曲げたり、南国調の色彩を取り入れましょう」とか
「棟飾りは鬼瓦やシビでなくてもいいのでは」などなど

数々のアイデアを提案し・・ついに、発表された外観ができあがりました。



また、駅舎には木彫りやブロンズ彫刻、エッチングガラスなど、利用者によろこんでもらえる「仕掛け」が随所に組み込まれます。

菅野企画設計は「仕掛け」もプロデュースしています。

そして・・・建築工事と同時に「仕掛け」の制作も着々と進んでいます。



先日は、鋳造と鍛銅の彫刻を担当するアーティストが新潟から来社しました。

針金でつくった原寸大の模型や、石膏で作った1/5サイズの模型を前に
「かわいい!きっと子供も喜ぶよ!」打ち合わせは大いに盛り上がりました。

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