2017.6.27
東京都の浄土真宗本願寺派 真龍寺全伽藍の建て替え。石川県で木材検査(菅野)
2017.6.27
Category: 本堂新築
東京都練馬区 浄土真宗本願寺派 真龍寺様の全伽藍を建て替えます。
現在、10月の報恩講後の着工を目指して、木材の手配、原寸図の作成、建築確認申請の準備を進めています。
922㎡(約279坪)の境内を効率よく活用したいけど・・・本堂は伝統的なデザインにしたい。
住職のご希望を叶えるべく、設計には、数々のアイデアを盛り込みました。
その結果、駐車場5台、条例で求められた緑地面積を確保した上で・・・
入母屋造りの伝統的な外観を持つ本堂、35帖の客殿、9帖の配膳室、9帖の寺務室、9帖の応接スペース、衣装室、便所そして、住職のお住まいを境内に無理なく納めました。
工事は、石川県能美市の(株)松浦建設に一任することになりました。
6月21日、住職ご家族と役員3名に、能美市まで足を運んでもらい、木材検査を行いました。
木材をご覧いただく前に、本堂の原寸図を見てもらいました。
工場の2階が原寸場になっていて、床一面に合板が敷かれています。その上に、棟梁が設計図に基づいて、屋根の反り、軒の反りと妻の破風、縋る破風の形を縮尺1/1で描いてくれました。
皆さんが到着する前に、棟梁と意見を交わし、微調整は済ませてあります。
「この絵に基づいて木材を加工するんです」
「今でもこういう世界があるんだねえ。自分のお寺をこうやって丁寧に造ってもらえるのかと思うと感激するなあ」
木材をご覧いただく前に、本堂の原寸図を見てもらいました。
工場の2階が原寸場になっていて、床一面に合板が敷かれています。その上に、棟梁が設計図に基づいて、屋根の反り、軒の反りと妻の破風、縋る破風の形を縮尺1/1で描いてくれました。
皆さんが到着する前に、棟梁と意見を交わし、微調整は済ませてあります。
「この絵に基づいて木材を加工するんです」
「今でもこういう世界があるんだねえ。自分のお寺をこうやって丁寧に造ってもらえるのかと思うと感激するなあ」
次に屋根を支える松材をご覧いただきました。
本堂は間口5間×奥行6.5間。
「お参りしていただく方のスペースをできるだけ広くしたい」という住職の希望で、外陣は35畳の広さを確保しました。ただ・・・
6.4m×9.1mの外陣を無柱で造るのは容易ではありません。耐震性は、構造計算で確保してありますが・・・入母屋屋根を支える太い木材が必要です。
「すごい木材ですね。こんな材料が本当に境内に運び込めますか?」
最後に倉庫へ行きました。
度肝を抜く広さです。所狭しと木材が積まれています。
その中に「真龍寺様御用材」の看板が!
「これ全部、うちの寺に使うんですか!?」
「まだ、一部です」
住職始め、役員の皆様にも喜んでいただけた様子。とてもうれしく思いました。
ただ・・・まだ、全ての木材が揃っていない状態です。材が揃ったところで、どの材をどこに使うのか?など、再度、松浦建設に足を運び、本検査を行います。
この後、会長と社長の案内で倉庫の中を案内してもらいました。
「先生、これ見てください。ラオス松の柾目の縁甲板ですよ。こんな材なかなか市に出んから買ってきた。どこかで使ってくださいよ」
「たくさん欅をお持ちですねえ」
「乾燥した欅がたくさんあるので、どんどん使ってくださいよ」
とても楽しい一日でした。
現在、10月の報恩講後の着工を目指して、木材の手配、原寸図の作成、建築確認申請の準備を進めています。
922㎡(約279坪)の境内を効率よく活用したいけど・・・本堂は伝統的なデザインにしたい。
住職のご希望を叶えるべく、設計には、数々のアイデアを盛り込みました。
その結果、駐車場5台、条例で求められた緑地面積を確保した上で・・・
入母屋造りの伝統的な外観を持つ本堂、35帖の客殿、9帖の配膳室、9帖の寺務室、9帖の応接スペース、衣装室、便所そして、住職のお住まいを境内に無理なく納めました。
工事は、石川県能美市の(株)松浦建設に一任することになりました。
6月21日、住職ご家族と役員3名に、能美市まで足を運んでもらい、木材検査を行いました。
木材をご覧いただく前に、本堂の原寸図を見てもらいました。
工場の2階が原寸場になっていて、床一面に合板が敷かれています。その上に、棟梁が設計図に基づいて、屋根の反り、軒の反りと妻の破風、縋る破風の形を縮尺1/1で描いてくれました。
皆さんが到着する前に、棟梁と意見を交わし、微調整は済ませてあります。
「この絵に基づいて木材を加工するんです」
「今でもこういう世界があるんだねえ。自分のお寺をこうやって丁寧に造ってもらえるのかと思うと感激するなあ」
木材をご覧いただく前に、本堂の原寸図を見てもらいました。
工場の2階が原寸場になっていて、床一面に合板が敷かれています。その上に、棟梁が設計図に基づいて、屋根の反り、軒の反りと妻の破風、縋る破風の形を縮尺1/1で描いてくれました。
皆さんが到着する前に、棟梁と意見を交わし、微調整は済ませてあります。
「この絵に基づいて木材を加工するんです」
「今でもこういう世界があるんだねえ。自分のお寺をこうやって丁寧に造ってもらえるのかと思うと感激するなあ」
次に屋根を支える松材をご覧いただきました。
本堂は間口5間×奥行6.5間。
「お参りしていただく方のスペースをできるだけ広くしたい」という住職の希望で、外陣は35畳の広さを確保しました。ただ・・・
6.4m×9.1mの外陣を無柱で造るのは容易ではありません。耐震性は、構造計算で確保してありますが・・・入母屋屋根を支える太い木材が必要です。
「すごい木材ですね。こんな材料が本当に境内に運び込めますか?」
最後に倉庫へ行きました。
度肝を抜く広さです。所狭しと木材が積まれています。
その中に「真龍寺様御用材」の看板が!
「これ全部、うちの寺に使うんですか!?」
「まだ、一部です」
住職始め、役員の皆様にも喜んでいただけた様子。とてもうれしく思いました。
ただ・・・まだ、全ての木材が揃っていない状態です。材が揃ったところで、どの材をどこに使うのか?など、再度、松浦建設に足を運び、本検査を行います。
この後、会長と社長の案内で倉庫の中を案内してもらいました。
「先生、これ見てください。ラオス松の柾目の縁甲板ですよ。こんな材なかなか市に出んから買ってきた。どこかで使ってくださいよ」
「たくさん欅をお持ちですねえ」
「乾燥した欅がたくさんあるので、どんどん使ってくださいよ」
とても楽しい一日でした。