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2018.5.8

現在、全国で6か寺のマスタープランを進めています(菅野)

2018.5.8

Category: トピックス

岐阜県 真宗大谷派寺院の30歳代、若い住職が来社されました。
このお寺の庫裡は、2015年に弊社の設計で完成しました。

「ご存知のように、うちの本堂はコンクリート造の2階建てで、老朽化しています。
お年寄りが2階の本堂へ上がるのは大変ですし、1階のお斎場は広すぎるし・・・どうも使いづらい。どうしたらいいんでしょうねえ」

現在の本堂は、間口4間と小振りです。また、建物の周りには墓が建ち並んでいます。

弊社の実績をお見せしながら、いろいろなアドバイスをしました。すると・・・

「総代の皆様が、一度、菅野さんのお話を聞いてみたいと仰っているんです。ご足労願えませんか?」
住職より連絡を受け、お寺へ伺いました。


「耐震補強することはできませんか?」と総代。

「鉄筋コンクリート造で、相当の年数が経っています。
しかも・・・柱は細くて、壁がほとんどないので、多分、耐震補強の工事費は新築より高くなるでしょうね。
残念ですが、耐震診断するまでもないと思います」

「やはり、そうですか」

「でも、伝統的な外観にこだわらなければ・・・工事費を抑えながら、魅力的な本堂が造れますよ」




先ず、2016年に完成した、岐阜市の真宗大谷派 善林寺本堂の写真と間取りをスクリーンに映し、アイデアと特徴を説明しました。

「この本堂は間口が4.5間です。
一階に本堂と玄関ホール、応接、便所、洋間2室、衣装室を配置し・・・
二階には14畳の法中控室、配膳室があります。床面積は約238㎡、約72坪です」




次に、昨年完成した、愛知県蟹江の真宗大谷派 西福寺本堂を紹介しました。

「本堂は間口が4間です。
一階に本堂と玄関ホール、応接、便所、配膳室を配置し・・・
二階には22畳の多目的に使える和室と給湯室があります。床面積は約194㎡、約59坪です。
境内が約68坪と限られていたので、思い切って、道に向かって開放的な本堂を造りました」

質問を受け、大まかな工事費もお伝えしました。


 

最後に、
「少し、規模が大きくなりますが・・・」
大阪市の黄檗宗 自敬寺本堂をご紹介しました。

「ハイカラな本堂ばかりやねえ」
「お寺もどんどん変わっているんですなあ」


「これからどうしたらいいですかねえ」と総代。

「先ずは、マスタープランを作るべきだと思います」パンフレットをお見せしながら説明しました。

 
「皆さんのお考えをよく聞いて間取りを作る、インテリアパース(内観透視図)を作成する、外観模型を作る、そして・・・仕上げを決めて、工事費の概算を行う」

「なるほど。工事費の概算までやってくれるんだね」

「そうです」

「お金集めは、それから考えればいいというわけか。まさしく、今、この寺で一番必要な作業だ」

「将来、設計監理契約を締結してくだされば、マスタープラン作成費用は設計料に充当しますので、決して無駄にはなりません。
また、檀家の皆さんに対して説明が必要なら、お手伝いします。最近は、檀家説明会を何度も開くお寺が多いんですよ」

「よくわかりました。総代会で相談してからまた、連絡します」

数日後・・・・
「マスタープランをお願いすることに決まりました。よろしくお願いします」住職より連絡を受けました。


現在、全国で6か寺のマスタープランを進めています。
マスタープランについて詳しく知りたい方は
ちらをご覧ください。

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