設計日和 菅野企画設計の住まいのコラム

設計日和 菅野企画設計の住まいのコラム

お寺の客殿・庫裡(住宅)の設計。模型とパースの重要性(津田)

2017.10.17  Category: 寺院和風

今回は、新入社員の津田が設計日和を初めて担当させていただきます。
 
弊社では、多くの寺院建築新築の設計を手がけています。
現在も愛知県岡崎市で、客殿庫裡新築工事のマスタープラン設計を進めています。

マスタープランでは、以下の作業を行います。
〇住職や檀家の代表と打ち合わせを重ね、間取りを決める
〇法律のチェックをする
〇外観を考え、パース(透視図)や模型を作る
〇主要な部屋のデザインを決め、インテリアパースを描く
〇屋根、外壁及び各部屋の仕上げを決め、工事費の概算を算出する

お寺の工事では、檀家の皆様のご理解を得るため、寄付を募る前に以上の作業が必要です。


模型の制作を担当しました。
まず、平面図やパースをもとに、模型製作用の立面図を作成。
次に、それを型紙にしてスチレンボードを裁断し、組み立てていきました。




和風建築では、入母屋、寄棟、切妻など、いろいろな屋根を組み合わせて魅力的な外観を創り上げます。

しかし、寺院伽藍は規模が大きく、棟が複数あるので、お客様が全体像をイメージするのは困難です。そこで、模型が重要な役割を果たします。

 

外観パースは、デザインの詳細を理解していただくために有効です。

打ち合わせの初期段階では、以下のような外観をご提案しました。


〇切妻屋根が重層するデザインです。妻壁には、お寺らしい彫刻も施しています。
 
この後、打ち合わせが進み、以下のようなデザインに変わりました。

隣に建っている本堂、太鼓楼の入母屋造り屋根をデザインに取り入れたことで、連続性が生まれました。住職も気に入ってくれたそうです。


〇変更案

そして、この変更案に基づき、再度模型を作りなおしました。

このようにして、日々アイデアを付け加えながらマスタープランを進めています。