2016.9.27
和風住宅。障子のデザインを部屋ごとに変える(前嶋)
2016.9.27
Category: 知って得する和の技
岐阜市内で和風住宅を新築しています。
工事は終盤、引き渡しまであと少しとなりました。
そして・・・クリーニングが終わり、障子の建込。
「障子はインテリアのアクセントになるから・・・部屋ごとに変えたほうがいいかも?」
奥様の提案で、部屋ごとに障子のデザインを変えてみました。
△客室として使う和室の障子は、縦桟を強調したデザインです。
すっきりとしているだけでなく、ホコリがたまりにくいというメリットもあります。
△応接室の窓にも障子を嵌めました。
桟で曲線を描いて、遊び心のあるデザインです。
△玄関ホールは吹き抜けになっていて、2階の丸窓が見えます。
丸い木枠に嵌め込んだ角材と、透けて見える障子の桟が幾何学的な模様を描いています。
▽部屋側から見ると、こんな感じです。
障子のデザインは設計図で指示してありますが・・・
現場の定例会議でもう一度、検討し直しました。
「桟はもう少し細い方がいいんじゃない?」
「桟の角度を変えてみましょうよ?」
「丸枠は色を塗ったほうが見栄えがするんじゃない?」
お客様はもちろん、現場監督や建具屋さんも意見を出し合い・・・
楽しい打ち合わせになりました。
出来上がった障子をご覧になって・・・奥様も満足してくださった様子。
想いのたくさん詰まった家になりそうです。