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2019.2.19

名古屋市の浄土宗西山禅林寺派 東宝寺。本堂の木材検査(伊藤知)

2019.2.19

Category: 本堂新築

名古屋市の浄土宗西山禅林寺派 東宝寺様の全伽藍建替え工事が順調に進行中です

施工は、石川県能美市に本社を構える松浦建設株式会社にお願いしています。



現在は、3月の完成を目指して、木造2階建ての客殿・庫裡棟を新築中です。

客殿庫裡が完成し、住職ご家族が引っ越された後、本堂の工事に着手します。


本堂は間口7間×奥行6間の木造平屋建てで、床面積は約310㎡です。

5月からの建て方に向けて、松浦建設の工場では、大工たちが木材の刻み加工を進めています。



本堂は、中央に直径36cmのケヤキ丸柱を4本、梁せい450mmのケヤキ虹梁・蟇股を配した力強いデザインです。

また、現本堂の菱欄間や天女の彫刻欄間を再利用して、お寺の歴史を将来に引き継ぎます。

檀家の皆様に、新しさだけでなく、懐かしさも感じてもらえるデザインです。


  






2月7日、松浦建設本社の工場へでかけ、木材検査と加工の検査を行いました。

写真はケヤキの虹梁と丸柱です。

実物を目の当たりにすると、改めて材の大きさと重量を実感します。

ケヤキは、材ごとに個性があります。

どの木をどこに使うのか?

木目や節の位置、色を見比べながら・・・
大工、社長と話し合いながら決めていきました






木材の一本一本について、等級や品質、寸法、含水率を確認しました。

本堂に使用する材は、柱・梁から小屋組みの丸太梁や屋根廻り・軒廻りまで、膨大な量になります。

そのため、木材検査は長時間に及びました。

後日、住職に写真をお見せしながら、検査の様子と結果を報告すると・・・

「本当に綺麗で、立派な木材ですね。本堂の建て方が楽しみです」

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