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2019.10.22

愛知県の臨済宗寺院で「見たことがない本堂」!!を設計中(東松)

2019.10.22

Category: 本堂新築

愛知県の臨済宗寺院で本堂・納骨堂・位牌堂を新築します。

2015年12月にマスタープランの依頼を受け、住職、副住職と打ち合わせを重ねた結果・・・

本堂は木造平屋建てで、地下に鉄筋コンクリート造の納骨堂を、
その北側に、位牌堂棟を配置する計画がまとまりました。

本堂の外観は豪壮な二層屋根で、上層は入母屋造りの瓦葺きです。

2019年2月にマスタープランが完成したので、歴代の総代が集まる拡大総代会が開かれ・・・
建築の概要を弊社が、建築工事費の概算と資金計画を住職と副住職が説明し、承認されました。

その後6月に設計監理契約を締結していただき、工事に向け、本格的な設計がスタートしました。



魅力的なマスタープランがまとまったものの・・・
法律、構造、施工全てに関して、解決しなければならない問題がたくさんあります。

また、住職・副住職から、希望と要望が次々と投げかけられるので、ひとつひとつ斬新なアイデアで対処しています。



本堂は、法要・葬儀に使用する以外に、講演会・演奏会など多目的に使えるように工夫を凝らしています。

音響や照明の専門家にアドバイスを仰ぎ・・・
その内容を活かしたデザインを考え内観パースを描く。そんな作業を何度も何度も根気よく続けました。



「このデザインは音響面は優れているかもしれないけど・・・お寺らしさに欠けている気がする」

「葬儀の時は、棺の上に仏様が見えるようにしたいので、高さ関係を検討してください」

綿密な打ち合わせ、検討の結果・・・
多目的に使え、音響面で優れている上に、お寺らしいインテリア。
小屋丸太が露出し天井高さが7.5m!

と、「見たことがない本堂」!にまとまってきました。


次は、コラボする彫刻家の意見も取り入れながら・・・納骨堂のデザインに進みます。

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