2016.11.11
お寺の木材検査「岐阜県には桧が揃っている!」(東松)
2016.11.11
Category: 本堂新築
名古屋市内の本堂新築と静岡県の本堂耐震改修、ふたつのお寺の工事監理を担当しています。
どちらの工事も、岐阜県の建設会社にお願いします。
本堂新築は、郡上市白鳥町の澤崎建設。
耐震改修は、中津川市加子母の中島工務店です。
ふたつのお寺の木材検査を相次いで行いました。
澤崎建設、中島工務店とも、長くお付き合いしている建設会社ですが、木材検査は必ず行います。
いつも良質な木材を用意してくれるとはいえ、材木は自然素材なので、1本1本に個性があります。
必ず現物を見て、良し悪しを判断しなければいけません。決して、工事会社に任せきりにできる検査ではありません。
設計図に指定した桧の化粧材の等級は上小節ですが、木材検査に用意されたのは、無節材ばかり。そして、全国的に高く評価されている東濃桧。
節が無く、余りにきれいなので、無垢の木材ではないように見えてしまいます。
なんとも贅沢な話です。
△ずらり並べられた桧の柱
そんな木材を1本ずつ、寸法・含水率の確認をしながら、配置する位置を考え、木目のチェックもしていきました。
△含水率の検査
予め、大工さんが柱に番付(柱の配置)を振ってくれますが、小さな節とはいえ、その位置が気になる時があります。今回も、数本の柱の配置と向きを入替えてもらいました。
「岐阜県にはいい桧がふんだんに有るんですねえ」
木材検査に立ち会ったお寺の皆様も喜んでくださいました。