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2022.3.15

春、耐震調査の季節です!築60年本堂の現況調査(植松)

2022.3.15

Category: 耐震補強

横浜事務所を馬車道に移転し、常駐スタッフを3名に増員してから、もうすぐ一年!
おかげさまで、関東圏からもたくさんのお声がけをいただいております。


昨年、本堂の耐震改修工事を終えたお寺の住職から、
「耐震改修したいけど相談するところがないと困っている住職がいらっしゃったので、ご紹介しておきましたよ」と嬉しいご報告を頂き…

早速、連絡してみると
「電話しようと思っていたところですよ。是非、耐震診断をお願いします」


ただ、真夏と真冬は小屋裏と床下の環境が過酷なため、調査は避けているので…
2月初旬のご依頼でしたが、現況調査は3月に入ってから行いました。


本堂は築60年で、間口6間×奥行4.5間の入母屋造り、
四周を裳階(もこし)風に廊下が回っており、二層屋根の外観です。

当日は晴天に恵まれ、ぽかぽか陽気。
絶好の調査日和です!


本社から前嶋が合流し、川島とともに小屋裏と床下、屋根の調査を
長岡と私は地上の調査を担当しました。




小屋裏、床下の調査は、
桁、梁の大きさや掛け方、足固めの有無や礎石の位置など…
構造図を作成するための実測調査と共に、
蟻害や腐食、劣化の確認、耐震上問題となるような箇所を記録していきます。

一方、地上班は…
間取り図と断面図を作成するための実測調査、
柱の傾きの大きさや方向、床の不陸の測定、
地震時に力を発揮してくれる土壁や差鴨居など"耐力要素"の確認と実測を行います。


9時にスタートした調査はスムーズに進み、日が暮れる前にすべて終えることが出来ました。
(建物の規模や形状、所在地によっては調査が2日間になる場合もあります、まずはご相談ください!)





調査した資料を基に…
これから約1か月をかけて図面作成、耐震診断および耐震補強案の検討を行い、
"耐震診断報告書"にまとめます。


耐震診断・補強工事についてはこちらをご覧ください。

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