2022.6.3
岐阜県美濃市の曹洞宗 善應寺の圓通堂耐震修復工事、屋根瓦が葺き終わりました(中村)
2022.6.3
Category: 耐震補強
岐阜県美濃市の曹洞宗 善應寺で圓通堂(観音堂)の耐震改修工事が進んでいます。
この建物は、坐禅堂として建てられたことがほぼ間違いないので・・・
当初の坐禅堂に復元します。
礎石の調整、土台の取替えや建て起しなどを経て
現在は、土壁の補修・新設、屋根の葺き替えまで完了し、外部足場がほとんどはずれました。
△建て起しの後、柱の傾斜が矯正されたことを下げ振りで確認しました。
△土壁の小舞下地。
割り竹、わら縄を使った伝統的な工法です。
最近は、小舞に加工する竹の入手が困難になりつつあるのだとか・・・。
△土壁の下塗り(右側)と中塗り(左側)
土壁が乾かないうちに気温が下がりすぎると・・・表面が凍ててもろくなったり、ひび割れが生じます。
今回は、寒波をさけて塗ることができました。
△瓦及び下地材を撤去。
小屋組みの構造があわらになりました。あらためて、傷んだ材の確認と改修方法を検討しました。
△瓦の葺き替え
乾式で屋根を葺き替えました。
土葺きに比べ屋根荷重を軽くすることで地震時の揺れを軽減します。
防水対策もしっかり行いました。
△宝珠は再利用する予定でしたが・・・傷みが激しかったため同じデザインで作り直しました。
この先は、内部造作や格子の取付け、三和土の打設、外構などを進めていきます。
この建物は、坐禅堂として建てられたことがほぼ間違いないので・・・
当初の坐禅堂に復元します。
礎石の調整、土台の取替えや建て起しなどを経て
現在は、土壁の補修・新設、屋根の葺き替えまで完了し、外部足場がほとんどはずれました。
△建て起しの後、柱の傾斜が矯正されたことを下げ振りで確認しました。
△土壁の小舞下地。
割り竹、わら縄を使った伝統的な工法です。
最近は、小舞に加工する竹の入手が困難になりつつあるのだとか・・・。
△土壁の下塗り(右側)と中塗り(左側)
土壁が乾かないうちに気温が下がりすぎると・・・表面が凍ててもろくなったり、ひび割れが生じます。
今回は、寒波をさけて塗ることができました。
△瓦及び下地材を撤去。
小屋組みの構造があわらになりました。あらためて、傷んだ材の確認と改修方法を検討しました。
△瓦の葺き替え
乾式で屋根を葺き替えました。
土葺きに比べ屋根荷重を軽くすることで地震時の揺れを軽減します。
防水対策もしっかり行いました。
△宝珠は再利用する予定でしたが・・・傷みが激しかったため同じデザインで作り直しました。
この先は、内部造作や格子の取付け、三和土の打設、外構などを進めていきます。