スタッフBlog

2016.12.20

神奈川県高座郡 日蓮宗 妙光寺 本堂完成写真を撮影(前嶋)

2016.12.20

Category: 本堂新築

神奈川県高座郡寒川町で工事を進めていた妙光寺様の本堂が完成しました。

第一期工事の客殿・庫裡新築工事を2014年の10月に着工。その後2年の歳月をかけ、全ての伽藍が完成しました。




寺院伽藍が完成すると、プロのカメラマンに依頼して竣工写真を撮影します。

さすがプロ!天気のいい日に狙いを定めて、撮影に臨みました。雲一つない晴天です。

設計図に撮影のカット数が指定されているので・・・
撮影前、カメラマンと相談して、すべてのアングルを決めました。

そして・・・太陽光の差す方向を考慮して、撮影順序を決めてから作業にかかりました。




『玄関の唐破風が特徴的ですよね。ここの勢いが出るようなアングルで撮影してはどうでしょうか?』とカメラマン。

『そうですね。じゃあ、もう少し寄って、広角で撮ってもらえますか?』など、意見を出し合いながら撮影を進めました。

デジタルカメラは、撮影した写真をその場で確認できるので、大変助かります。
 



本堂の内陣は、 直径33cmの欅柱6本で囲まれ、その柱を太い虹梁ががっちり固めています。

住職と建設委員の皆様がこだわった、格天井の杉無垢板がよく見えるアングルで撮影しました。

また、内陣の正面、両脇・・・いろいろな角度から撮影しました。

格狭間をあしらった引き戸の向こうは位牌堂です。その中も写しました。




第一期工事で完成した客殿は、本堂の工事中、仮本堂として使われました。そのためもあって、格天井の格式高いデザインとしました。

東側の中庭から、障子越しに柔らかい光が入ります。

『引き締まった空間に、柔らかい光とお花・・・いいですね』とカメラマン。

お引渡し時には殺風景だった部屋が表情を変えているのを見るのは、設計士として楽しいものです。


後日、撮影した写真が送られてくるので、その中から指定枚数を選び、アルバムにしてお客様にお渡します。
仕上りが楽しみです。 

記事一覧