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2017.10.17

愛知県で本堂・客殿・庫裡建て替えの設計が進んでいます(伊藤知)

2017.10.17

Category: 本堂新築

愛知県のお寺から、本堂・客殿・庫裡建て替えのご相談を受けました。

お寺へ伺うと・・・
「設計は菅野さんに決めていますので、よろしく」と住職。

その言葉通り、設計契約を締結していただき・・・
「離れの書院を残したいんです。その脇に生えている大きなクスノキがあるでしょ。あの木を活かした庭も考えてほしい。私の希望はそれだけです。庫裡については、家族からいろいろ要望が出ると思いますが・・・本堂については菅野さんにお任せします」

絶大な信頼をいただくことはありがたい限りですが・・・
お寺によって、伽藍の使われ方が違うため、そんなわけにはいきません。




まずは、お施餓鬼の様子を見せてもらいました。

雨模様にも関わらず、非常に多くの参拝者が集まり、臨時の駐車場も、警備員が交通整理を行う状態です。

境内には、雨宿り用のテントが張られていますが、入りきらない大勢の方が傘を差して、順番を待っています。

「部屋数はあるんですが・・・間取りが悪くて、機能的に使えないんです。受付や、順番を待っていただく場所がごちゃごちゃになってしまって・・・困っているんです」と住職。




翌日、スタッフ3名を同行し、お寺の現況を詳しく調査しました。

図面が全くないということだったので、一日がかりで間取りの調査も行いました。

また、専門業者にお寺へ来てもらい、隣地境界線の調査・測量から高低差測量を行いました、

この日は菅野も同行し、住職から直接、ご要望を詳しくお聞きしました。




「できるだけスピーディに設計を進めてください」という住職のご希望にお応えして・・・

この2か月の間に打合せを繰返し・・・床面積800㎡という規模にしては、早くも計画が煮詰まってきました。

また、奥様も毎回打ち合わせに参加してくださるので、庫裡の設計も順調に進んでいます。

「おかげで、希望通りのお寺ができそうですよ」
住職も満足してくださっているようです。

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