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2020.12.8

JSCA関西主催「限界耐力計算」の講習会に参加!伝統構法に関する最新情報を入手(中村)

2020.12.8

Category: 耐震補強

JSCA関西が主催する 
「木造軸組構法の新しい耐震設計法がマスターできる実務講習会」に同僚の鈴木と2人で参加しました。


この講習会は「限界耐力計算」について解説するもので

・計算方法整備の経緯
・限界耐力計算の概要
・実務的な計算方法
・事例紹介という内容でした.



△講習会の様子
(コロナ対策のため窓が全開で少し寒かったです)

「限界耐力計算」は構造計算のひとつですが、
建物が変形しながら耐力を発揮することを前提としている点が特徴です。

木造建築なら、木材のめりこみや摩擦による抵抗力を耐力として評価するので・・・

寺院や古民家のように、
土壁や貫を用いる伝統構法の建物に最適な計算方法です.

また、実大実験などによって日々研究が進んでいるので・・・

かつては評価できなかった構造材の耐力が評価できるようになったり、
計算式が整理され、より正確に評価できるようになっています。



△せっかくの機会,疑問に思ったところを講師に直接教えてもらいました.

菅野企画設計は、「限界耐力計算」による耐震診断及び耐震補強の実績を既にたくさんもっていて・・・
その数は、寺院本堂の耐震補強の設計だけでも20軒を超えます。

しかし、伝統構法の構造的な評価方法は日々進化しています!

自分達で行った構造計算をJSCA関西でチェックしてもらう、
工事の前後で常時微動測定を行い、補強の効果を実測するなど
新しい技術の習得とデータの収集に努めています!

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