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2019.2.26

千葉市の臨済宗 圓福寺で伽藍再建落慶法要が厳修されました(菅野)

2019.2.26

Category: トピックス

2月24日、千葉市の臨済宗 圓福寺様で、本堂・客殿・書院・庫裡・山門再建落慶法要が厳修されました。

圓福寺は平成27年3月31日の火事で、全伽藍が焼失しました。

しかしその後時を待たず、住職と檀信徒が再建に取りくまれ、4年という短期間のうちに大事業を円成されました。




再建の設計を始めるに当たり、設計事務所の候補を6社に絞り、その中の数社による設計コンペが行われました。そして・・・

中庭に茶室と露地を造り、その様子を玄関や廊下、三方から見ることができる!そんな弊社のアイデアが評価され、設計の大役を拝命しました。

限られた境内を最大限に有効活用するため、伽藍は鉄骨造2階建てで設計しました。床面積は約952㎡(288坪)です。

鉄骨造とはいえ、伝統的なデザインを採用したうえに桧をふんだんに使ったため、木造とみまごうばかりの出来栄えです。

 



当日は雲ひとつない快晴に恵まれ、多くの随喜寺院と檀信徒がお祝いに参集しました。

法要開始の30分以上前に本堂は既に満場、廊下に並べた椅子もどんどん埋まっていく様子は・・・
「用意した260席の椅子で足りるかなあ」と、会場の運営に当たった役員の皆さんが、うれしい悲鳴をあげるほど。

このお寺では、普段から多くのイベントを催し、檀信徒との密なコミュニケーションをはかっていらっしゃるようです。

きっと、日頃の心掛けがこの人気を支えているのでしょう。





雷のような法鼓(ほっく)の響きを合図に、和尚様たちが入堂され、法要が始まりました。導師は、博多 聖福寺の芙蓉庵 細川白峰老大師がお務めになりました。

最初に、新しい仏様の開眼供養が行われました。

次に導師が、落慶をお祝いする漢詩を唱えられ、御祈祷が始まりました。堂内には、和尚様たちが大般若経を転読される大きな声が響き渡りました。

そして、ご回向が読み上げられた後、開山様と歴代住職に伽藍再建落慶のご報告をしました。

 

法要の後、設計を担当した弊社と工事に腕を振るった松浦建設株式会社に対して、臨済宗妙心寺派管長 小倉宗俊猊下より感謝状が授与されました。そして・・・

現場監督に対しては、住職から特別に感謝状が授与されました。その心遣いに胸が熱くなりました。

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