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2021.4.27

木造本堂の耐震診断の依頼が相次いでいます。これから現況調査・診断が続きます(東松)

2021.4.27

Category: 耐震補強

木造本堂の耐震診断の依頼が相次ぎ・・・4月~6月は本堂の現況調査が続きます。

その内のひとつ
「調査は、暖かくなってから」と予定を組んでいた、愛知県の真宗寺院本堂の現況調査を行いました。

スタッフの体調に配慮して、冬の寒さと夏の暑さの中での耐震調査は避けています。


このお寺は本社から近いので・・・
普段は4人で一日かけて行う調査を、福田と二人で2日に分けて行うことにしました。

初回の調査で間取りを実測し、2回目の調査の前に平面図をCADで描く計画です。

いつもは、午前中に調査・実測をしながら間取りを手書きし・・・
午後、その上に小屋裏と床下の調査結果を書き込んでいきます。

それと比べると、平面図が正確な分、効率が良いはずです。

しかし・・
2回目の調査が思い通りに進まず、もう一日追加することになってしまいました。




原因は、本堂の小屋裏の調査が難航したこと。

本堂の格天井なので、足を踏み外す危険はなかったものの、
曲がりくねった丸太梁、束、貫、その間には長い桔木と、移動するのに苦労しました。


結局、3日かけて調査を行い、ただいま調査結果を基に図面作成中です。

その後、耐震診断と補強の指針をまとめ・・・5月中旬には耐震診断報告書を提出します。
しかし、その頃には次の現況調査が待っています。

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