2017.10.3
千葉市の臨済宗 圓福寺 全伽藍新築。現場では基礎工事を開始(東松)
2017.10.3
Category: 本堂新築
千葉市の圓福寺全伽藍を新築します。
伽藍は鉄骨造2階建て、床面積は約954㎡(288坪)です。
本堂棟は平屋建て、広さは間口7.5間×奥行8.5間。伝統的な臨済宗本堂の間取りですが・・・参拝者が座る広縁(外陣)は39畳!と異例の広さです。
外観は伝統的な入母屋造り屋根で、向拝のない方丈造りです
客殿庫裡棟は鉄骨造2階建てで、シンプルな切妻屋根のデザイン。妻面にはお寺らしい装飾も施します。
境内の整地、仮囲い等の仮設工事が完了し・・・いよいよ杭工事の始まりです。
杭打ち用の重機が搬入・設置されました。
長さ12mのコンクリート既成杭を合計57本打設します。
搬入された杭の長さと径、種類を現場で1本づつ確認しました。
杭工事着手前に試験堀を行い・・・
建物の支持地盤となる地層を確認します。
試験掘りで採取した土と、設計時に行ったボーリング調査時の土を比較しました。
その結果、支持地盤に設定した細砂層が確認されました。
併せて、地面を掘る重機のモーターにかかる電流を計測して、杭が支持地盤まで達していることを確認しました。
試験掘りは、建物の対角となる2カ所で行い、設計時のボーリング調査の結果と同じ地盤が確認されました。
これで、杭打ち工事に入ることができます。
杭打ち工事は約1週間を予定しています。
施工は、石川県能美市に本社を構える松浦建設(株)にお願いします。社長は構造1級建築士の資格を持つ、構造の専門家です。
この日も、自ら試験掘りに立ち会われました。
杭工事が終わると次は、鉄筋コンクリート造の基礎を造るため、掘削作業に取り掛かります。
しばらくは、地中の工事が続きます。