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2017.3.28

大阪市の黄檗宗 自敬寺の本堂新築。現場定例会議は大盛り上り(伊藤知)

2017.3.28

Category: 本堂新築

大阪市 黄檗宗 自敬寺様の鉄骨造2階建て本堂を造っています。

現在工事は、鉄骨の建方がほぼ完了したところ。建物の全容が見えてきました。


3月10日、建築確認申請の「中間検査」を受けました。
大阪市は、阪神淡路大震災の教訓もあり、特に構造体の検査が厳しいと聞いていましたが・・・



検査は3時間に及んだものの・・・数点の指摘を受けただけで無事終了しました。

「工事も現場監理も、しっかりと適正に進められていますので、本日中に合格証を発行します」と、審査員からお墨付きをもらいました。

傍らで見ていた住職から
「大変でしたね。お疲れさまです。」と、ねぎらいの言葉をいただきました。

ほっと一安心しました。




本堂は広さが80帖大で、屋根勾配を活かした斜め天井の大空間です。

鉄骨が組み上がり、本堂の大空間が実感できるようになり・・・「改めて、すごいねえ」住職も目を輝かせていらっしゃいます。

ご本尊の「十一面観音像」は、仰ぎ見るような位置にお祀りします。

普段は天窓からの光を受け・・・
夕刻には背中側の西陽を受け・・・
「十一面観音像」が印象的に見えるデザインです。




現場では、お客様と設計士、現場監督、設備業者などが集まり、週に一度「定例会議」を行っています。

仕上材の決定はもちろん、照明・設備の位置や仏具・お飾りとの調整まで、詳細な打ち合わせを進めています。
会議は長時間に及ぶこともありますが・・・その時間は必ず、納得の伽藍完成につながるはずです。

インテリアパース(透視図)を見ながら、参加者全員がアイデアを出し合います。

こうしたい、ああしたい!住職からもどんどん意見が出てきます。




1階ロビーには、カフェのようなカウンターテーブルを設けます。

「無垢の木材を使ったデザインに変更したくなったのですが・・・今からでも可能ですか?どうしたらいいでしょう?」

「まだ大丈夫です。天井の一部をクロス貼から桧小節板貼に変えたらどうでしょう?雰囲気がガラッと変わりますよ」早速、スケッチを描いて、お見せしました。

「いいですね。その方向でお願いします!ところで・・・もうひとつお願いがあるのですが」
「どんなことですか?・・・おまかせください!!」

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