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2017.9.26

菅野企画設計は、菅野がスタッフに任せきりだからダメだ?(菅野)

2017.9.26

Category: トピックス

名古屋市内の寺院で、全伽藍建て替えの設計を進めています。

先日、住職からこんな話を聞きました。
「住職仲間が集まっている席で、菅野さんに設計をお願いしたと話したらねえ・・・
菅野は忙しすぎて、弟子に任せきりだからダメだ。全く顔を出さんらしいよ。そう言う方がいました」

驚いて・・・
「その方は菅野企画設計に設計を任せたことがない方ですねえ(笑)」と、お答えしました。




最近は、仕事に恵まれ、遠隔地の仕事も増えています。

できるだけお客様とのコミュニケーションを密にとりたいと思っておりますが・・・実施設計の詳細な打ち合わせや現場定例会議に、全て参加することはできなくなりました。それは認めます。

しかし、基本設計、つまり建物の骨格を決めるところまでは、必ず会議に出席して、私自身も納得のいくデザインにまで仕上げます。




その後のお客様との詳細な打ち合わせは、3人のリーダーに任せます。各リーダーの下にはサブリーダー、設計補助のスタッフが配置されていて、詳細図の作成、役所の申請、構造や設備の設計を進めていきます。

この方法なら、頻繁に打ち合わせができ、お客様の要望を広く細かく設計に反映することができるからです。もちろん、私も設計内容をチェックしています。

事務所の壁には、各チームが進めている物件の図面が貼られていて、一目でその内容がわかるようになっています。




工事が始まると・・・
本堂の原寸図や木材検査などには必ず参加しますが、鉄筋検査やコンクリート、鉄骨の製品検査などはリーダーに任せています。

現場の定例会議には、要所要所で参加しています。参加しない会議でも、問題になったところは必ず報告を受け、適切な指示を出します。

 

ただ、仕上げ材の決定や設備の配置などについては、特別に相談を受けた時だけ、お応えするようにしています。

カラーコーディネートや製品選びは、お客様の好みに従うべきだと思うからです。

スタッフにも、お客様の要望をよくお聞きし、自分の好みを押し付けることがないように教育しています。


菅野企画設計には、現在9名の設計士が所属し、6名が一級建築士、3名が二級建築士です。私の弟子というような存在ではなく、それぞれが高い技術を持っています。

3人のリーダーも豊富な経験を持っており、安心して仕事を任せられるまでに成長しております。

「菅野が来ないからダメだ」などと言わず、これからも菅野企画設計をご愛顧賜りますよう、お願い申し上げます。

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