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2020.5.26

愛知県の日蓮宗寺院で全伽藍新築、木造の客殿の構造を設計中!(大江)

2020.5.26

Category: 客殿・庫裡新築

愛知県の日蓮宗寺院で、全伽藍建て替えの設計が進んでいます。

現在、客殿棟の構造伏図を作成しています!
サブリーダーが構造のラフプランを考え、それを構造計算ソフトに入力、安全性について検討します。



△壁量、偏心率、床倍率、梁せいなどの計算結果
 

実は、梁や桁、柱などで構成する架構の安全性は、梁の配置によって大幅に変わります。

普段、どのような検討を行っているか、仮モデルを使ってご紹介します!


△2階の梁伏図

紫に表示されている梁は、荷重が過大で、梁成が570mmも必要であることを示しています。


△3Dモデリング

大きな荷重を受ける2階の柱を長い梁1本で支える・・・とても危険な構造です。

そこで、梁の方向を変えてみると・・・


△修正後の2階の梁伏図

梁せいを210mm小さくしても安全であるという結果になりました!

応力図も確認してみます。


    △修正前


    △修正後

梁が負担する荷重も激減しています!

このように梁1本1本を検討しながら図面を作成していきます。

 

計算結果や構造図は、サブリーダーの植松、リーダの前嶋がチェック、最終的に所長の菅野が他の設計図と通しでチェックします。

合理的な構造図を作成することは、工事費の削減にもつながります。
寺院には、本堂はもちろん客殿にも広い部屋が多いので、木造住宅の構造とは違います。
慎重に検討しながら構造の設計を進めていきます!

 

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