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2022.10.11

愛知県の真言宗寺院で伝統構法のお堂・回廊新築、現場説明会で見積もり依頼(伊藤絵)

2022.10.11

Category: 本堂新築

愛知県の真言宗寺院で、伝統構法のお堂・回廊新築工事の計画が進んでいます。

昨年7月にご相談をうけてから1年以上。
何度もお寺の皆様と打ち合わせを重ね、設計図が完成しました。

「壁は竹小舞下地の土壁塗りで、柱や梁、桁は伝統的な仕口、継ぎ手で接合してほしい」と住職。

伝統構法での本堂の耐震補強は多く設計させていただいておりますが・・・

伝統構法での新築は、岐阜県多治見市の永保寺本堂・大方玄関が完成してから、久々の設計です。


△伝統構法で新築した永保寺本堂・大玄関


現場説明会を行いました。
建設会社にお寺へ来てもらい、見積り依頼書と設計図を渡し・・・
注意箇所や、図面の補足事項を説明しました。

その後、敷地に案内し、工事車両の進入路、現場事務所や駐車場の位置、仮設電気や水道などを指示し、
続いて、造成の方法などを説明しました。


また、建設会社の担当者からの質問にもその場で答えました。



伽藍の床面積は約300㎡で・・・
普賢菩薩をお祀りするお堂、中庭を囲う連子窓の回廊は伝統構法、
受付と事務所が入る管理棟は、現代的な在来工法の設計です。

「お堂に座って法要に参加するだけでなく、回廊を歩いたり座ったりしながら気軽に体験できる・・・
新しいスタイルの伽藍と法要の方法を創りたいんですよ」と住職。


△お堂は土足利用で、床は敷瓦の四半敷きで仕上げます。

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