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2016.11.29

愛知県江南市の臨済宗 永正寺の茶所増築工事の地鎮式(菅野)

2016.11.29

Category: 客殿・庫裡新築

11月28日、江南市の永正寺で茶所増築工事の地鎮式が厳修されました。

永正寺様は、参拝者が多いことで有名なお寺です。

6本の桧丸柱で支えられた珍しい山門、ストゥーパと釈迦の石仏を屋根に戴いた石造りの納経堂、最近完成した滝のある池など、境内を魅力的にする工夫と同時に

境内や本堂を使って、コンサート、落語、映画鑑賞会や藤まつりなど、頻繁に催し物が開催されています。

また、参加者へのおもてなしも盛りだくさんで、軽食の他、抹茶、コーヒー、子供達にはソフトクリームもふるまわれます。

今回増築される茶所は、そんな催し物には欠かせない施設です。

また「お寺で葬式を」と広く呼びかけ、アイデアと実行力でその成果を着実にあげておられます。住職の有言実行の力には、いつも感心させられます。




当日は、役員の皆様、

工事を請けた江南市の松井建築の社長兼監督。

そして、弊社からは菅野と東松が参列しました。

住職と副住職が読経し、参列者全員が祝香をあげました。

「葬式があまりに多いから、蔵の解体が予定通り進まなくて・・・今日の地鎮式に間に合うか?とても心配しましたよ」は松井建築の社長。




茶所は平屋建ての建物で、蔵を囲うようにL字型に建てられていました。

地鎮式の前にはその蔵は撤去されました。
増築される建物は木造2階建て約300㎡(100坪)で、平屋の茶所をまたいで建てられます。

増築部分には、約40畳の多目的に使える部屋もできます。その天井は、蔵の小屋丸太を活かしたデザインです。

「シートでぐるぐる巻きにして、傷つけないようにはずしました」

「ありがとうございます」



上のCGパースは、北西方向から見た外観です。

手前の2階建てが増築部分です。外観は、撤去した蔵の面影を残すデザインです。

北側のアプローチは、塀や木の枝ぶりを活かした趣のある石畳です。

また、既設茶所と増築部分の間には路地風の通路を設けます。

来年の6月完成予定です。

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