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2019.9.10

伽藍建て替え、旧伽藍と接続部分の実測調査が欠かせない訳(長岡)

2019.9.10

Category: 本堂新築

現在実施設計中のお寺の現況を調査しました。

この日は主に、以下の調査を行いました。

 ○虹梁、組物、欄間など装飾類の実測

 ○新築の建物と接続する箇所の断面

 


△装飾彫刻の調査風景
脚立に登り・・・届く範囲、見える範囲は、可能な限り近くで実測していきます。

 

伽藍建て替えの設計では、できるだけ旧伽藍の装飾彫刻を再利用するように心がけています。

宮大工が手がけた伽藍は、仕口や継ぎ手で組みたてられているので、
装飾彫刻類も全てのパーツをバラバラに外し、再度組み直すことができます。



△愛知県一宮市の日蓮宗 法蓮寺開運殿でも、旧伽藍の虹梁・木鼻・舛組を再利用しました。

 

新築する建物と既設建物の接続部分は、いつも難しい設計になるので・・・
現地での実測が欠かせません。




△気になるところはスケールをあてた写真を撮っておくと、後々、役に立つ資料になります。

調査の後、事務所に戻り・・・
持ち帰ったデータを元に、実測図を作成します。



△現況調査の記録


先ほどの、スケールを当てて撮影した写真がここで役立ってきます。
実測図と、写真の目盛りを見比べながら慎重に図面を作成していきます。

 

菅野企画設計では、

 現地調査 → 実測図の作成 → 設計図に反映

という一連の作業を、スタッフ自ら一貫して行っています。

自分たちの目で実際に見て、確認をしながら設計を進めているからこそ、

新築ではあっても、旧伽藍の歴史や名残を感じる空間を創造したり・・・
既設建物とのスムーズな動線の確保が可能なのです。

 

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