完成ギャラリー

鉄骨・RC造伽藍鉄骨・RC造伽藍

真言宗智山派 寂光院 聖徳殿新築

旧聖徳殿は大正時代に建てられ、仏事だけでなく研修所としても長く利用されてきましたが、老朽化が著しい上に耐震性も低かったため、建て替えることになりました。

設計者に指名され、大変うれしく思いましたが・・・
境内全域が自然公園法の飛騨木曽川国定公園、文化財保護法の名勝木曽川内にある上に、敷地は急峻な崖の中腹で、土砂災害特別警戒区域に指定されていました。

そのため、設計を完成するためには、多くの規制や法令をクリアする必要がありました。やっと着工に漕ぎつけたものの、その後の1年半は難工事の連続でした。

労を厭わず施工に当たってくれた(株)アイチケンの皆様に心より感謝いたします。
  • ■愛知県犬山市
  • ■施工/株式会社 アイチケン
  • ■鉄筋コンクリート造2階建て+木造平屋建て
  • ■床面積/約389㎡
  • ■2024年11月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 境内は全域が飛騨木曽川国定公園、名称木曽川の中にあります。緑の屋根が新聖徳殿。
  • 急峻な崖への接地面をできるだけ少なくするため、1階の面積を絞り、2階、3階を大きく張り出しました。
  • 今回解体撤去した報恩殿と旧聖徳殿は大正時代に建てられました。道路がない崖の中腹に3階建てを造りあげた先人の技術と情熱には脱帽です。
  • 旧聖徳殿を崖の下から見上げると、こんな状態でした。新聖徳殿も同じ。木立に隠れほとんど外観が見えません。
  • 愛知県のがけ条例をクリアするため、岩盤を5m以上掘り下げなくてはなりませんでした。大変な難工事になりました。
  • 掘削した岩盤の上に、鉄筋コンクリート造の基礎を造りました。
  • 玄関は和風のデザイン。1.8m幅の廊下の先に写経所があります。
  • 3階に上る階段の踊り場に丸窓を設け、瑞々しい緑を額のように切り取りました。
  • 2階の写経所は34帖の広さ。正面に千手観音をお祀りしました。2階の写経所、3階の大広間の垂れ壁には寺宝の墨蹟を飾りました。
  • 写経所の南の窓から緑の木立が楽しめます。寂光院は紅葉の名所で、色づく季節には多くの観光客で賑わいます。
  • 3階の大広間は58帖の広さ。折り上げ格天井は3.8mの高さ。彩色を施した彫刻欄間と正面の虹梁・須弥壇は旧聖徳殿の再利用です。
  • 旧聖徳殿の大広間。正面の虹梁と須弥壇を丁寧に解体し、新聖徳殿に再利用しました。
  • 旧聖徳殿の位牌堂を飾っていた彫刻欄間を修復し、新聖徳殿に再利用しました。
  • 3階大広間の南側の窓からは緑の木立が、西側の窓からははるか木曽川の流れが望めます。額の絵は吉田初三郎が描いた継鹿尾山図で、犬山市の文化財に指定されています。
  • 3階大広間の北側窓には、切り立った岩肌が間近に迫っています。

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