2024.12.19
本堂の耐震診断料を「66万円から99万円(税込)」に値上げします
2024.12.19
Category: 耐震補強
耐震診断の料金を一般的な本堂一棟66万円から99万円(税込)に、
調査が2日に及ぶ場合は134万円に値上げいたします。
菅野企画設計の実施している耐震診断は「限界耐力計算法」に基づいて行います。
この計算法は、土壁の粘りや木の柱・梁のめり込みなどを耐震力として評価するもので・・・
伝統構法独特の「柔構造」に最も適しています。
△伝統構法で新築中の名古屋市の高野山真言宗 興正寺密厳堂・回廊
一方、現在一般的に行われている木造建築の耐震診断は「壁量計算」に基づいていますが・・・
筋交いに代表される「剛構造」に適した方法です。
耐震補強は建築確認申請の必要がないため、
設計事務所や建設会社の判断だけで耐震補強工事が行われ、多くが「壁量計算」に基づいています。
「この状況が続けば、せっかくの伝統構法が低く評価され、やがては消滅してしまう」
そんな危惧を抱き「限界耐力計算法」による耐震診断を本堂一棟38万円で始めました。
2007年のことです。
実績作りとスタッフの勉強を兼ねての値段設定だったこともあり・・・
大変好評をいただき、引き続き耐震補強工事の設計監理も多く受注することができました。
「限界耐力計算」による耐震補強は「壁量計算」とは違い、鉄筋コンクリート造の基礎を造る必要がなく、石場建てのままでの補強が可能です。その結果、工事費を抑えることができるのも、高く評価された理由でした。
しかし、耐震診断だけで補強工事に至らないお寺も多く、採算がとれる状態ではありませんでした。
そこで、赤字の幅を縮小するため2022年に・・・
本堂一棟66万円、調査が2日に及ぶ場合は99万円に値上げしました。
△2020年に耐震改修を終えた滋賀県長浜市の明楽寺本堂
その後も多くの依頼を受け、いつの間にか耐震診断の実績は50か寺を越えました。
また、現在設計中・工事中の物件を入れると、耐震補強工事の設計監理も30か寺に及びます。
実績を重ねるうちに、以下の能力が徐々に向上し、他社の追随を許さないと自負できるようになりました。
さらに、伝統構法の構造専門家からも一目置かれる存在になりました。
〇現況調査と構造計算の能力
△埃まみれで危険が伴う現況調査。伝統建築に対する愛着があってこその作業です。
〇現況調査と耐震診断の結果をわかりやすく伝える「耐震診断報告書」の作成能力
△耐震診断報告書は・・・
・現況実測図(平面図、構造図、断面詳細図など) ・柱の倒れ実測図 ・床の不陸実測図
・現況写真(小屋裏や床下、壁・柱などの不具合及び現況写真) ・耐震性能(グラフでわかりやすく表示)
・耐震補強案(平面図と構造計算)などで構成され、50ページ以上に及びます。
・概算工事金額は口頭でお伝えします。
〇プロジェクターを使って、役員や檀家の皆様へわかりやすく説明できる能力
△現在耐震改修工事中の大阪府東大阪市の浄土真宗本願寺派 正行寺の檀家説明会。
そこで・・・
〇「耐震診断」を実績作りとスタッフの勉強としてではなく、内容に見合う金額に値上げすることにしました。
〇今までは、耐震補強工事の設計監理業務を依頼していただいた場合、耐震診断料をその設計監理料に充当しておりましたが、今後は20万円充当に変更いたします。悪しからずご了承ください。
但し、2025年1月末までに依頼された耐震診断については、今までの料金でお請けします。
調査が2日に及ぶ場合は134万円に値上げいたします。
菅野企画設計の実施している耐震診断は「限界耐力計算法」に基づいて行います。
この計算法は、土壁の粘りや木の柱・梁のめり込みなどを耐震力として評価するもので・・・
伝統構法独特の「柔構造」に最も適しています。
△伝統構法で新築中の名古屋市の高野山真言宗 興正寺密厳堂・回廊
一方、現在一般的に行われている木造建築の耐震診断は「壁量計算」に基づいていますが・・・
筋交いに代表される「剛構造」に適した方法です。
耐震補強は建築確認申請の必要がないため、
設計事務所や建設会社の判断だけで耐震補強工事が行われ、多くが「壁量計算」に基づいています。
「この状況が続けば、せっかくの伝統構法が低く評価され、やがては消滅してしまう」
そんな危惧を抱き「限界耐力計算法」による耐震診断を本堂一棟38万円で始めました。
2007年のことです。
実績作りとスタッフの勉強を兼ねての値段設定だったこともあり・・・
大変好評をいただき、引き続き耐震補強工事の設計監理も多く受注することができました。
「限界耐力計算」による耐震補強は「壁量計算」とは違い、鉄筋コンクリート造の基礎を造る必要がなく、石場建てのままでの補強が可能です。その結果、工事費を抑えることができるのも、高く評価された理由でした。
しかし、耐震診断だけで補強工事に至らないお寺も多く、採算がとれる状態ではありませんでした。
そこで、赤字の幅を縮小するため2022年に・・・
本堂一棟66万円、調査が2日に及ぶ場合は99万円に値上げしました。
△2020年に耐震改修を終えた滋賀県長浜市の明楽寺本堂
その後も多くの依頼を受け、いつの間にか耐震診断の実績は50か寺を越えました。
また、現在設計中・工事中の物件を入れると、耐震補強工事の設計監理も30か寺に及びます。
実績を重ねるうちに、以下の能力が徐々に向上し、他社の追随を許さないと自負できるようになりました。
さらに、伝統構法の構造専門家からも一目置かれる存在になりました。
〇現況調査と構造計算の能力
△埃まみれで危険が伴う現況調査。伝統建築に対する愛着があってこその作業です。
〇現況調査と耐震診断の結果をわかりやすく伝える「耐震診断報告書」の作成能力
△耐震診断報告書は・・・
・現況実測図(平面図、構造図、断面詳細図など) ・柱の倒れ実測図 ・床の不陸実測図
・現況写真(小屋裏や床下、壁・柱などの不具合及び現況写真) ・耐震性能(グラフでわかりやすく表示)
・耐震補強案(平面図と構造計算)などで構成され、50ページ以上に及びます。
・概算工事金額は口頭でお伝えします。
〇プロジェクターを使って、役員や檀家の皆様へわかりやすく説明できる能力
△現在耐震改修工事中の大阪府東大阪市の浄土真宗本願寺派 正行寺の檀家説明会。
そこで・・・
〇「耐震診断」を実績作りとスタッフの勉強としてではなく、内容に見合う金額に値上げすることにしました。
〇今までは、耐震補強工事の設計監理業務を依頼していただいた場合、耐震診断料をその設計監理料に充当しておりましたが、今後は20万円充当に変更いたします。悪しからずご了承ください。
但し、2025年1月末までに依頼された耐震診断については、今までの料金でお請けします。