完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

浄土真宗本願寺派 真龍寺 全伽藍新築

境内は約922㎡(279坪)。住職が希望された5台分の駐車場を確保すると、残された敷地は約650㎡でした。
その中に、間口5間の本堂・テーブル席で60人収容の客殿・配膳室・寺務室など、お寺の施設を配置し・・・さらに、二世帯住宅を納めました。
「木造で設計しましょう」私の言葉に、
「本当にできるんですか!?」住職の驚いた顔が今でも目に浮かびます。
木材検査では「こんなにたくさんの木材を使ってもらえるなんて、本当にうれしい」と、役員の皆様。
上棟式では「本当に素晴らしい。いいものを見せてもらってありがとう」随喜寺院の皆様からは、お礼まで。
「やはり、都会に暮らしている人たちも木が好きなんだなあ。木造で設計してよかった」つくづく思いました。

 
  • ■東京都練馬区
  • ■施工/松浦建設株式会社
  • ■本堂:木造 客殿・庫裡:木造2階建て
  • ■床面積/約497㎡
  • ■2018年11月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 本堂の東側に木造2階建ての庫裡を配置。本堂の屋根と微妙な高さで交差しています。
  • 本堂の間口は5間、外陣を広く確保したため奥行は6.5間の長方形平面ですが、屋根は平入りに。
  • 境内は準防火地域なので、軒裏は不燃材を張っています。
  • 本堂の間口は5間。外陣には35畳を確保しました。
  • 内陣は折り上げ格天井で、4mの高さを確保しました。来迎柱は直径24cmの桧です。
  • 玄関は10畳の広さ。正面に旧本堂の菱欄間を斜めに嵌め込みました。
  • 玄関から中庭の景色が見えます。三方枠に障子と組子を嵌め込みました。中庭は4m×4mの広さです。
  • 中庭を望む9帖大の応接スペース。本棚の上に、旧本堂の菱欄間を嵌め込みました。
  • 客殿は35畳の広さ。スライディングウォールで2室に仕切ることができます。
  • 本堂の北側、後堂続きに法中室を設けました。10畳の広さです。
  • 杭状に自然石を埋め込む、環境にやさしい地盤改良。直径40cm×2m×133本施工した上に伽藍を建てました。
  • 住職・寺族・建設委員の皆様に松浦建設の本社、石川県能美市まで足を運んでいただき、使用する木材を確認していただきました。
  • 太い丸太で軒先を跳ね上げました。「こんな太い丸太を使ってもらったのに、天井で隠れるなんて、もったいない!」の声しきりでした。
  • 上棟式が厳修されました。古式にのっとった工匠式も行われました。
  • 多くの随喜寺院、門信徒が本堂に参集し、落慶法要が厳修されました。感無量の住職のあいさつに胸が熱くなりました。

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