完成ギャラリー

木造伽藍木造伽藍

真宗大谷派 法輪寺 本堂・客殿新築

境内は名古屋市内の住宅地にあります。
「幸い、隣地が入手できましたので・・・」と住職はおっしゃいますが、容易にできることではありません。

お声をかけていただいたのは2015年の夏でした。
「菅野さんは北区の長昌寺様を設計されましたよね。あの住職には、仏教会で大変お世話になりました」
しかし、住職が逝去されて既に15年以上の月日が流れています。
「この方は、ご縁を大切にされる方だ」出会いの初めから感心させられたことを思い出します。

長く仮本堂だったので、本堂新築はお寺の悲願だったとのこと。
境内の駐車場も15台確保できました。
お力になれたこと、心よりうれしく思います。
 
  • ■名古屋市
  • ■施工/澤崎建設株式会社
  • ■木造
  • ■床面積/253㎡
  • ■2018年4月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 「外観は、ザ・本堂でお願いします」は住職。間取りが縦長なので、入母屋造りの妻入りのデザインです。
  • 本堂の床は境内から約80cm。向拝から緩いスロープを設けました。
  • 本堂の東側に玄関、19帖の洋間の客殿、12畳の和室の書院が続いています。
  • 本堂は西側道路と平行に配置しました。軒の化粧垂木が街並みに彩りを与えています。
  • 外陣は間口5間×奥行4間の40畳を確保しました。内陣の床は外陣より20cm上がっています。
  • 外陣は骨太の格天井で仕上げました。天井の高さは3.65m確保しました。
  • 外周部の建具はアルミサッシです。断熱・気密性能に優れています。
  • 内陣の天井は、折り上げ格天井で仕上げました。天井の高さは4m確保しました。
  • 向拝の柱は桧の27cm角です。木鼻は獅子と獏。虹梁の蟇股は龍です。
  • 向拝の柱は海老虹梁でがっちり固めました。
  • 長く仮本堂だったため、本堂新築はお寺の悲願でした。
  • 直径50cm×5mの柱状地盤改良を92本施工した上に、高耐久コンクリートで基礎を造りました。中性化が遅く非常に長持ちします。
  • 岐阜県郡上市の松下棟梁が腕を振るってくれました。棟梁の工場で軒ぞりの原寸検査を行いました。
  • 桧の柱、松の丸太で頑丈に組み上げました。差し鴨居や火打ち梁など、耐震強度の高い構造です。
  • 2018年5月19日、多くの檀家が新本堂に参集し、完成法要が厳修されました。

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