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2016.10.25

名古屋市の真宗大谷派 法輪寺の本堂新築。軒反りの原寸検査(菅野)

2016.10.25

Category: 本堂新築

名古屋市の真宗大谷派 法輪寺様の本堂を造ります。

建築会社は競争見積もりの結果、岐阜県郡上市の(株)澤崎建設に決まりました。
澤崎建設には昨年、名古屋市の久松寺客殿・庫裡、知立市の善光寺本堂そして今年は、一宮市の堤治神社授与所を造ってもらいました。

「そろそろ原寸検査をお願いします」現場監督から連絡が入りました。
早速、担当の東松と郡上市白鳥町の工場へ向かいました。

今回は松下棟梁が腕を振るってくれます。

工場の床にはべニアが張られ、軒反り、破風板、縋る破風の原寸が描かれています。
「設計図にできるだけ忠実に描いてみました」は棟梁。




脚立の上から全体を見渡しました。

「ちょっと見にくいので色テープで線をなぞってください」

もう一度、脚立の上から見渡してみました。

軒反り、破風板の原寸図はいい感じです。

ただ・・・縋る破風が気になります。


 

「もう少し反りを大きくしたほうがいいんじゃないかなあ。棟梁はどう思いますか」

「そうだねえ」早速、木の定規で線を描いてくれます。

「もう少し、ここを反らせよう」私の指示に従い、大工たちが定規をしならせて、釘で固定します。

「いい感じになった」しかし、しばらく見ていると・・・・


 

「ちょっと幅が太いかなあ」

「わしもそう思います」と棟梁。

「定規分だけ細くしようか。東松君、幅を測ってくれ」

こんなやり取りを経て、原寸図チェックは終わりました。


「ちょっと聞きたいことがあるんですが・・・」若い大工さんが図面を広げて、今度は質問タイム。

東松が質問に答えたり、現場監督や大工さんの提案にうなずいたり、新たなアイデアを話し合ったり・・・。物づくりの楽しさを感じます。

本堂新築工事はこうやって進んでいきます。

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