完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

日蓮宗 法蓮寺 山門新築工事 

旧山門は唐門で、屋根の上は龍や波を彫刻した瓦で飾られていました。
しかし、軒が下がり、柱が傾き、大変危険な状態に。

当初は耐震改修が検討され、小屋裏調査を行いました。すると・・・
屋根を支える構造が脆弱で、最も大切な桁が折れていることが判明。

耐震改修は新築同様の工事費を必要とすることがわかりました。
そこで、耐震改修から一転して、新築に計画変更されました。
  • ■愛知県一宮市
  • ■木造
  • ■2019年6月竣工
  • 親柱の間口が3.6mの堂々たる薬医門です。
  • 親柱は39cm×24cmの桧。冠木は41cm×27cmで、縦使いにしました。
  • 間口が広い分、門扉も大きく重いので、親柱が傾かないように、控え柱との間に格子壁を設け、補強しました。
  • 旧山門は駐車場の奥でしたが、新山門は道路沿いまで移動しました。街並みに彩りを添えています。
  • 軒天は船底形状の竿縁天井です。棟木を蟇股で支える珍しいデザインです。
  • 虹梁の唐草、木鼻、蟇股、懸魚など装飾彫刻はオリジナルデザインです。
  • 設計図に基づき、屋根の反り、破風の原寸図を松下棟梁に描いてもらい、微調整を行いました。
  • 住職と建設委員の皆様に岐阜県郡上市の澤崎建設(株)まで足を運んでもらい、使用する木材を確認していただきました。
  • 特徴的な木鼻や拳をデザインしました。
  • 桔木には角材を使用しました。
  • 旧山門は堂々たる唐門でした。しかし、軒が下がり柱が傾き、大変危険な状況でした。
  • 唐門の解体に際し、装飾瓦を丁寧に活かし取りしました。
  • 新山門と本堂の間に塀を建て、天端に旧唐門の装飾瓦を載せました。
  • 山門と塀の間は駐車場として利用します。参道が山門から本堂まで真っすぐ伸びています。
  • 旧唐門の装飾瓦を間近で見ると、とてもユーモラス。

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