完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

臨済宗 龍珠寺 納骨堂新築工事

禅宗寺院らしい伽藍が並ぶ境内。納骨堂は緑の庭の一角にひっそりと建っています。外観は、イブシ瓦葺きの寄棟屋根と切妻屋根の組み合わせ。南側の丸窓から堂内に光が差し込みます。

名古屋市内で納骨堂を新築する場合は、耐火構造が要求されます。
「できれば木造で建てたいですねえ」住職と総代の願いを叶えるため、木造耐火の設計に取り組みました。
監督はじめ職人たちはとても苦労したそうですが、桧の香りに包まれた納骨堂が見事完成しました。
  • ■名古屋市
  • ■施工/株式会社アイチケン
  • ■木造(耐火建築物)
  • ■床面積/52.9㎡
  • ■2017年竣工
  • 主張しすぎないように軒は低く抑えたものの、材はあくまでも太く、安置される方々の安心をデザインしました。直径21cmの桧の丸柱が参拝者を迎えます
  • 背面の外観です。駐車場からよく見えるので、妻壁に宝相華のレリーフをあしらいました。
  • 宝相華レリーフの絵様は、オリジナルで描き、彫刻家に彫ってもらいました
  • 切妻屋根のケラバは並み掛け瓦。破風板、懸魚、宝相華のレリーフと禅宗らしいしつらえです。
  • 丸柱と虹梁に囲まれた聖なる領域に一筋の金の帯。その中に観音菩薩を祀り、頭上には昇龍を配しました
  • 南側の丸窓から太陽の光が差し込み、金の帯が輝いています。屋根形状を活かした船底天井は、高さ5.6mです。
  • 位牌型の納骨箱がひな壇に並んでいます。個人単位の納骨です。ご家族は隣同士に並べるそうです
  • 本堂の西側に参道を整備しました。緑に包まれ、段差もなく、誰にも優しい配慮です
  • 参道脇には、目立たぬように便所を新築しました
  • 便所は土足利用で、車いすにも対応した、ユニバーサルデザインです
  • 駐車場と境内には段差があるため、車いすでも上れるスロープを新設しました
  • 役員の皆様、建築関係者が参集し、起工式が厳修されました
  • 地盤改良をした上にべた基礎を造りました。現場で基礎の鉄筋検査を行いました。基礎の下には断熱材を敷きこみました
  • 名古屋市内で納骨堂を新築する場合は耐火構造にする必要があります。木造耐火で設計しました。
  • 石膏ボードを何枚も張る必要があるため、現場監督や職人は大変苦労したとのこと。ご苦労様でした

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