日蓮宗 海源寺 客殿新築 海源寺開山550年記念事業として、本堂・客殿新築が計画されました。2009年、設計事務所4社によるプロポーザルコンペで弊社が設計担当に決定。その後、設計、建設業者選定と順調に進みました。客殿は本堂工事中、仮本堂として使われるため、第一期工事として着工されました。外観は、隣に建設される急こう配で豪壮な本堂屋根との調和を意識してデザイン。内部は使いやすさを追求しました。 ■神奈川県海老名市 ■施工/株式会社中島工務店■鉄骨造平屋建て■床面積/334平方メートル(約101坪)■2011年11月竣工 本堂完成後の写真です。本堂の反り屋根と客殿のむくり屋根の調和をデザインしてみました。 優しいむくり屋根でデザインしました。仕上げは耐久性の高いカラーステンレスを採用しました。 北東に張り出した18帖のテラス。客殿と配膳室につながっています。 本堂が完成した後に、客殿廊下から中庭越しに本堂を見た風景です。 ホール突き当りの障子の下から中庭が見えます。清潔感のある枯山水。 ホールは22帖の広さ。湾曲した梁の上に蟇股を載せ、お寺らしいデザイン。手前の格子戸は書院の入口です。突当りの右は客殿、左は本堂につながります。 客殿は52畳大の広さを確保しました。ただ・・・もっと広くすればよかったは住職。それだけ、このお寺には人が集まるのです。東側の窓から明るい光が入ります。 客殿は稼働間仕切りで二つに仕切ることができます。椅子と机利用なので、カーペットタイル敷きです。斜め天井と平天井のデザイン。平天井部分にエアコンが仕込まれています。 客殿の廊下。24cm角の桧柱の右側は幅1.5mで、配膳室につながります。左は幅1.8mの廊下に、客殿入口引き戸、便所入口が面しています。 10畳+12.5畳の書院です。欄間には龍の透かし彫り。オリジナルでデザインしました。南側の池のある庭に面していています。 生憎の雨にもかかわらず、建設委員の皆様が全員参集し、起工式が厳修されました。 10m+10m+11m=31mの杭を24本打ちました。 基礎の鉄筋検査、コンクリートの受け入れ検査を行い、打設状況を現場で確認しました。 書院の透かし彫り欄間や彫刻類のデザインはオリジナルで描きました。 客殿が完成し、日蓮聖人をご遷座し、いよいよ本堂の新築工事が着工しました。 ▲大きい写真にポインタをのせると白い矢印が出ます。クリックすると次の写真に移動できます。 ▲小さい写真をクリックすると、該当写真が拡大写真として表記されます。 一覧に戻る