完成ギャラリー

鉄骨・RC造伽藍鉄骨・RC造伽藍

真言宗豊山派 眞性寺 閻魔堂新築

「以前眞性寺には閻魔堂があり、信仰を集めておりましたが、東京大空襲で焼失してしまいました。

閻魔像をお作りし、年に2回”閻魔祭り”を催してきましたが、何とか閻魔堂を再建したいと思います。
せっかく建てるのなら、日本建築の専門家にお願いしたいと思いまして」

副住職から大変光栄なお話をいただき、マスタープランを依頼されたのは2020年1月でした。

ところがその後、新型コロナウィルスの感染が拡大し・・・役員会も開催できない状態に。
やっと11月にマスタープランをご承認いただいたものの、実施設計の開始は2021年10月にずれ込みました。

なかなか新型コロナウィルスの感染が治まらず、設計作業も長引きましたが・・・2022年8月に建設会社が決定。それからは順調に工事が進みました。


 
  • ■東京都豊島区
  • ■施工/松井建設株式会社
  • ■鉄筋コンクリート造地下1階、地上2階建て
  • ■床面積/約307㎡
  • ■2024年1月竣工

ご住職に聞くお客様の声

  • 墓地に向かう幅2~2.5mの通路に木造の唐門が建っています。防火地域に合法の木造建築です。
  • 唐門や内陣の虹梁の唐草はオリジナル。「業火」をテーマにデザインしました。彫刻家との打ち合わせ風景
  • 日が暮れると、唐門が浮き上がり・・・境内に彩りを添えます。
  • 墓地に向かう通路に面して瓦塀が続きます。塀と建物の間は、地下に達する幅2mの光庭。
  • 眞性寺は「おばあちゃんの原宿」とも呼ばれる「巣鴨地蔵通り商店街」の入り口にあります。閻魔堂は、ビルがに囲まれた約200㎡(65坪)の敷地に建っています。
  • 唐門をくぐって1.5m弱の通路を奥に進みます。
  • 外外陣は土足利用で、誰でも入れます。三角形で8帖程度の広さ。奪衣婆が不気味に座っています。
  • 外外陣から、格子越しに閻魔法王が拝めます。外外陣の天井は高さ2.2m、杉板張り。
  • 外陣は土足利用で、27帖の広さ。天井はあばら骨をイメージした格子。閻魔法王は私たちの身体に中にいらっしゃる?
  • 外陣と内陣境の袖壁には、三途の川をイメージした石の彫刻を嵌め込みました。
  • 三途の川は、新潟県在住の菅野泰史さんの作品です。黒御影石に水深の浅い川の流れをトレースしてもらいました。
  • 内陣から外陣を見た様子。内陣と外陣境を直径27cmの桧の丸柱、業火を彫りこんだ虹梁が囲っています。
  • 内陣は18帖の広さ。護摩焚きができるように天井高は5m、換気設備を備えています。壁は体内をイメージした塗り壁です。
  • 愛知県在住の左官職人 太田清司さんにイメージを伝え、壁の試作を重ねました。腕自慢の職人6名が2日がかりで塗り上げてくれました。
  • 地下には18帖と7帖の控室が用意されています。閻魔堂での葬儀も可能です。

大きい写真にポインタをのせると白い矢印が出ます。クリックすると次の写真に移動できます。

小さい写真をクリックすると、該当写真が拡大写真として表記されます。

一覧に戻る