完成ギャラリー

納骨堂、山門、鐘楼など納骨堂、山門、鐘楼など

真宗大谷派 道仁寺 納骨堂「飛天閣」新築

「昨年3軒の墓じまいがあって、そのうちの一軒の檀家さんが他のお寺の納骨堂をお求めになり、移って行かれたんです。
これからは納骨堂がないと、きっと困ることになると危機感を持ちましてねえ」と住職。

しかし、総代会に諮ると・・・
「納骨堂なんて需要があるのか。お寺のお荷物になるのではないか」と反対意見が飛び出しました。

そこで、外観や内観パース、事業計画をお見せしながら総代会で説明すると・・・
「これなら安心だ。私もお墓よりこちらの方がいいなあ(笑)」
  • ■愛知県名古屋市
  • ■施工/鈴起建設株式会社 
  • ■木造平屋建て
  • ■床面積/97㎡
  • ■2022年4月竣工
  • 切妻屋根瓦葺きの平屋建て。住宅街に溶け込む外観です。屋根の棟には水煙宝珠を飾りました。
  • 水煙宝珠はステンレス製。オリジナルデザインの鳳凰です。彫刻家の菅野泰史さんに作ってもらいました。
  • 夜は、花頭枠に縦格子から暖かい光が漏れます。
  • 納骨堂の東側に回廊を設けました。南側に進むと納骨堂の入り口、参拝所に至ります。
  • 日が暮れても参拝所に行くことができます。
  • 納骨堂は墓地の北側に位置しています。道路側には3台分の駐車場を設けました。
  • 墓地から回廊を見る。お墓参りの方も参拝所で仏様に手を合わせることができます。
  • 参拝所の蓮の葉型の香炉はブロンズ製です。水煙宝珠と同じく彫刻家の菅野泰史さんに作ってもらいました。
  • 普段は、参拝所からご本尊と各家の仏壇にお参りしてもらいます。
  • 阿弥陀様はガラスにエッチング、LEDで発光します。サンプルを制作し、色や光り方を検証しました。
  • 日が暮れてくると、堂内の厳かな光が屋外に漏れます。
  • 納骨堂の玄関を入ると蓮弁型花頭枠の飾り棚がお迎えします。
  • 玄関から納骨スペースに足を踏み入れると、斜め天井の空間が現れます。越し屋根から差し込む太陽の光が飛天を照らします。
  • 阿弥陀如来は本堂のご本尊をエッチングでガラスに写し、飛天は後門壁の障壁画を模写しました。
  • 本尊に両脇から第二の納骨スペースに入ると、高さ4mの船底天井の廊下。南北の窓から光が差し込みます。

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