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2019.11.5

菅野企画設計の日本建築研修旅行。今年は山梨県へ 1日目(大江)

2019.11.5

Category: トピックス

毎年恒例の日本建築研修旅行!今年は山梨県へ行ってきました。

【1日目の日程】
清春芸術村
・清春白樺美術館(谷口吉生設計)
・光の美術館(安藤忠雄設計)
・茶室 徹(藤森照信設計)
・梅原龍三郎アトリエ(吉田五十八設計)
   ↓
清白寺
・仏殿(国宝)
・庫裡(国重要文化財)

 




△清白寺 仏殿


△正面の火頭窓

清白寺仏殿は1415年建立の建物で、室町時代の禅宗様の建築様式をそのまま残している貴重な伽藍で、国宝に指定されています。

目視では判別しにくいのですが、柱や虹梁に、漆や彩色が残っています。
彩色を施した禅宗様の仏殿は大変珍しく、解説をしてくださった住職によると、全国に2例しかないとのこと。

火頭窓は縦枠が直線のシンプルなデザインで、その形は創建当初のままだとか。

「この仏殿は、岐阜県多治見市の国宝 永保寺観音堂と同じ形をしています」と説明する住職に・・・

「実は、私どもは寺院の設計を手がけている設計事務所でして、永保寺の本堂・庫裡も設計させていただきました」と所長の菅野。
「ああ、火事で焼失した本堂・庫裡のことですか?」

研修に伺った先で、かかわりのあるお寺の名前を耳にするとは!不思議なご縁を感じました。




△茅葺きの清白寺庫裡


△清白寺 庫裡内部


△清白寺庫裡の小屋組み

庫裡は、お客様を接待したり、食事を作ったり、お坊様の生活の場です。

清白寺庫裡は1690年に再建された伽藍で、国の重要文化財に指定されています。

玄関から中に入ると・・・
天井が張ってないので、迫力の小屋組が直接見えます。

「屋根は茅葺きだから、さすと貫だけで持たせているんだね。」と所長の菅野。
見上げると、小屋組みに太い梁はほとんどなく、束には大量の貫が刺さっています。

そして、貫は【くさび】でしっかり固定されています。

加工に手間をかけメンテナンスを行なえば、伝統建築物は長持ちするのだと改めて実感しました。

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