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2017.4.7

名古屋市で銅板葺き寄棟屋根の和風二世帯住宅が完成(東松)

2017.4.7

Category: 和風住宅新築

名古屋市の住宅街に、地下鉄筋コンクリート造、地上木造2階建ての和風二世帯住宅が完成しました。

長男夫婦と親夫婦が同居するための建て替えです。

道路と敷地には約4mの高低差があります。
そのため、鉄筋コンクリート造で駐車場を造り、その上に木造2階建てを載せました。


屋根は銅板の一文字葺き。建て替え前と同じです。

高さ制限の厳しい地域なので、屋根勾配が緩く、せっかくの銅板葺きが近くから見られないのは残念ですが・・・
「やっぱり、銅板葺きが良いですね」ご主人の希望です。



△玄関屋根も銅板葺きです。

建替え前は、道路側の窓から夏の強烈な西日が差し込み、とても暑かったそうです。

「葦簀を立てかけて、過ごしていたんですよ」



△解体をしてみると・・・壁の中に断熱材は見当たりませんでした。

「今回は、西日対策をしっかりしてください。」とご主人。

弊社設計の住宅は、高気密高断熱仕様で、住宅性能表示の最高ランクの断熱性能を確保しますが・・・
今回はそれに加えて、遮熱対策を施すことに。



△外壁の透湿防水シートに、遮熱タイプのシルバーシートを採用しました。


△屋根の下地には遮熱パネルを張り、銅板との間に通気層を設けました。

遮熱+換気で、夏の日差しで熱くなった銅板の熱が室内に伝わらない設計です。
以前とは格段に暑さが違うはずです。


玄関の式台板、欄間、収納棚、床框、カウンター、下足入、手すり・・・
旧宅の建材、部材の再利用を依頼され、実現しました。

設計中だけでなく、工事中にもいくつかご依頼を受け、対応しました。




玄関のトチの式台は、旧宅の再利用。鉋をかけ直し、取り付けました。

欄間、飾り床の框も床板も旧宅の再利用です。


1階は親夫婦のお住まいです。



LDは15畳の広さを確保。障子を建て込んだ和風のインテリア。壁は塗り壁で仕上げました。

「いつ車いすの生活になるか?わからないでしょ。だから、間取りを単純にしてください」
奥様のご希望を反映して・・・



キッチン、寝室、和室だけでなく、洗面室、トイレもLDに面しています。


ご主人の書斎は9帖の広さを確保し、壁一面に本棚を造り付けました。


2階は長男夫婦のお住まいです。



LDKは24帖のワンルームです。屋根の勾配を活かした船底天井で、丸太の小屋組みが露出しています。


LDKには、6畳の和室と、3帖のサンルームが面しています。

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