家づくり計画は、どういう暮らしをしたいのか、欲しいモノ、したいコトをイメージすることが大事。
あらかじめ必要なものを計画しておけば、こうしておけば良かった!とストレスを溜めることもありません。
中でも、「収納」は必須!
収納に関するお悩みは、各家庭でさまざま。どんな収納があると便利なのか、ぜひ、家づくりの参考に。
ケース1 30代ご夫婦・お子さん3人のご家庭
お客様が多く、キッチン廻りは大人数での作業が多いので、LDKの中心にアイランドキッチンをレイアウト。
シンプルでオープンな空間だからこそ、計画的な収納が大事。
客間としても使える畳スペースには、来客用の寝具をしまえるように押入を設けました。
リビングのインテリアになじむよう、扉はクロス張りとし、床から浮かして軽快に。
小上がりの畳下には引き出し収納。お子さんのおもちゃを収納できます。
キッチンの隣は、パントリー。玄関から直接入れる「土間タイプ」です。
買い物帰り、玄関からすぐにパントリーに入れるので、重い荷物を抱えて歩く必要はありません。
土間なら土つき野菜も気にせずしまえて大好評。
3帖ほどのスペースに、頂き物や、使用頻度の低い食器などをたっぷり収納できます。
壁のマグネットボードには、回覧板やお子さんのプリントなどを貼り付け。
ごちゃごちゃしがちな掲示板を隠しながら、見やすく管理できます。
洗面カウンターは、「見せる収納」を採用。
お客様が、どこに何があるのか一目見てわかるように、という奥様の心遣いです。
ご家族の化粧水や髭剃りといったこまごまとしたものは、3面鏡の裏に収納。
左壁のニッチには歯ブラシやコップを。
カウンターの上にはものを置かないので、いつでもすっきり!
洗面室の奥には、洗濯室。
洗濯機まわりはどうしてもごちゃつきがち。
いっそのこと、と専用の洗濯室を設けました。
洗面室との間をロールスクリーンで隠せば、急な来客時も対応できます。
部屋干し用のワイヤーロープも欠かせません。
奥のカウンターはアイロンがけもできるよう、奥行きを大きめに。
ケース2 赤ちゃんが生まれたばかり、共働き夫婦のご家庭
「友達が遊びに来た時や、将来子供と料理したり大勢でかこめるキッチンがいい」とのご希望で、壁付けのキッチンと作業台を組み合わせたオープンキッチンに。
作業台は、食器棚、炊飯器置き場、ごみ箱収納、本棚…と一台四役の優れもの。
冷蔵庫や電子レンジなど目立たせたくない家電は、サイドの壁に埋め込んですっきり収納しました。
キッチン裏には、3帖強の大容量パントリー。
共働きのために、ストック品をまとめて購入することが多いとか。壁面いっぱいの棚にしっかり収納可能です。
お子さんが小さなうちは、お子様用の洋服ダンスやランドセル置き場としても活躍します。
パントリーの奥は、部屋干し用のスペース。
「仕事で遅くなっても気にせず洗濯物を干せる」と、お客様にも大好評。
ダイニングと隣り合った場所なので、来客時は扉をオープンにしてダイニングスペースを倍の広さにすることが可能です。
リビングの吹き抜けに面した2階のフリースペースには、家族共用の本棚を造り付け。
下段の奥行きを広く、上段を狭くすることで圧迫感を軽減。同時に、アルバムから文庫本まで様々なサイズを収納できるようにしました。
また、本棚の裏には納戸も計画。シーズンオフの衣服や、布団などまとめて保管できます。
このように、菅野企画設計では、生活スタイルや、これから目指す暮らしのご要望に合わせてのご提案を行っています。ぜひ、収納計画の参考にしてみてください。