コラムColumn
2024.12.21
菅野企画設計 関東事務所のウエマツです!
今や、ほとんどの方がキッチンに付けられる「食器洗い乾燥機」。
ご家族が多いご家庭や、来客の多いご家庭で人気なのが、フロントオープン食洗機。
扉を倒し、中のカゴを引き出すタイプの食洗機です。
上下に引き出しが分かれているので、出し入れしやすいのが最大のメリット!
収容力も抜群で、調理器具だって入っちゃいます。
フロントオープン食洗機で人気なメーカーといえば、
ミーレ、ボッシュ、ガゲナウ、AEG―――。
全てドイツのメーカーなんです。
ドイツでは水道代が高いことから、
1日分の食器をまとめて食洗機で洗って節水!というのが一般的なよう。
そのため、大容量で洗浄力の高い食洗機が主流です。
日本でも、その大容量さと洗浄力の高さを求め、ドイツ製食洗機を求める方は多くいました。
その人気を受けて、現在ではほとんどのキッチンメーカーでミーレ食洗機を導入できます。
しかし、日本の食洗機を使い慣れた方にとっては、
満足いかない機能もあるようで・・・
それは“乾燥機能”。
ドイツ製の食洗機は、余熱乾燥が基本です。
高温の湯で洗った際の熱で食器を温め、水蒸気を発生させ、庫外に水蒸気を輩出させることで乾燥させています。
食器の種類によっては水気が残ってしまうこともあるようで、
日本のヒーターを使ったカラッ!と乾く乾燥機能と比べると、なんだか物足りない。
乾燥機能だけ使いたいときがある。
そんなお声もチラホラ。
フロントオープン食洗機がいい、でもヒーター式の乾燥機能が欲しい。
そんな需要に対応していたのは、リンナイ製の1機種のみでした。
しかも幅は45cmのみ・・・!
海外製の60cm幅の食洗機と比べると少々小さい・・・。
しかも、システムキッチンに扉材を揃えて組み入れようとすると、対応可能なのはTOTOのみでした。
しかし!
ついに!
2023年12月・・・・panasonicが60cm幅のフロントオープン食洗機を発売!!!
panasonic製キッチンに組み入れ可能に。
そして!
2024年4月から、TOTOやLIXILでも組み入れが可能になりました!!!
高い洗浄力と、大容量に加え、ヒーター式乾燥機能を装備した日本向けフロントオープン食洗機です。
panasonicがフロントオープン式食洗機を発売したことで、
これまで国産スライドオープン(手前に引き出すタイプの食洗機)か、
ドイツ製フロントオープン食洗機かの選択肢だった食洗機界に、
“国産フロントオープン食洗機”の選択肢が加わりました。
みなさんのご希望に沿う食洗機はどれでしょうか?
こうしたい、こうできないか?
ご要望に合わせてご提案させていただきます