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コラムColumn

2024.6.25

キッチンメーカーはどこにしよう？食洗機の違いをショールームで確認。(植松)

千葉県で古民家リノベーションの設計が進行中です。
現在は基本設計の真っ最中。

間取りの方向性が決まってきたら、お客様とキッチンのショールームへ行きます。
キッチンの形状やサイズは問題ないか、どの程度のグレードの機器を入れるか―――
実物を見ながら確認していきます。

さて、どのメーカーのショールームへ行きましょう？

設計事務所の家づくりはフルオーダーなので、
メーカーの選択からその仕様まで、どんなこだわりも予算の範囲内なら叶えることが可能です。

行先は、お客様に選んでいただきますが、
各メーカーの特徴の違いがよくわからない…
予算的に、どのグレードまでが許容範囲なのかわからない…という方がほとんど。

そういう場合は、ご要望やこだわりをお聞きしたうえで、予算内に納まる最適なメーカーをご提案します。

選定のポイントとなる項目の1つに「食器洗い乾燥機」があります。

食器洗い乾燥機には大きく分けて、
「フロントオープン」「スライドオープン」の2種類があります。

最近人気なのはフロントオープン式。
扉を前に倒して、庫内を引き出すタイプの食洗機です。
上の段、下の段をそれぞれ引き出して収納するため、
入れる順番を考えなくても大容量の収納力が確保できます。

△フロントオープン式の食器洗い乾燥機

実は、以前はこちらが主流でした・・・が、
国内メーカーはリンナイ以外、スライドオープンにシフト。

しかも、リンナイ製はTOTOしか採用できないというありさま。
サイズも1種類しかありませんでした。

△スライドオープン式の食器洗い乾燥機

スライドオープン式は、屈まなくても出し入れしやすいというメリットがあるものの…

たくさんの食器を一度に洗う場合は、順番を考えながら下から入れていかなければいけないし、
洗い終わった後、上の食器を動かさないと下の食器が取り出せないというデメリットがあります。

「食洗機はフロントオープン式にしたいけど、キッチンはTOTO以外のメーカーがいい」
そんな希望に応えてくれるのが、ミーレやボッシュなど海外製のフロントオープンの食洗機です。

人気が急上昇し、今ではほとんどの国内キッチンメーカーで、この食洗器を組み込めるようになりました。
しかし…
海外製の食洗機は余熱を利用した乾燥システムのため、単独の乾燥機能がありません。

「乾燥機能だけ使いたいときがある。」
「フロントオープン式にしたいけど、乾燥機能も欲しい」

そんなご要望をよく耳にしておりましたが・・・ついに今年、panasonicがフロントオープン食洗機を発売開始！panasonic、LIXIL、TOTOのキッチンに設置可能です！今後、他メーカーでも導入されるのではないかと予想されます。

菅野企画設計では日々情報の収集に努め、お客様に対して満足度の高いご提案をいたします。

家づくりのパートナーに！ぜひご検討ください。