コラムColumn
2023.10.10
家づくりをはじめる前に知っておきたい!「坪単価」とは?(長岡)
家づくりを考え始めると、必ず出会う単語が「坪単価」。
費用の目安にしている方も多いのではないでしょうか。
しかし、実際に計画を進めていき、費用を算出してもらうと、、、
「あれ!?坪単価から割り出した金額よりかなり高い!!」
という声をよく耳にします。
一体、何が起きているのか?
今回は「坪単価」についてお話しします。
そもそも、「坪単価」って何のこと?
坪単価とは、建物の工事費を延べ面積で割った、1坪(約3.3㎡)あたりの工事費のことを指します。
※ちなみに、1坪=たたみ2畳分
式にすると↓↓
坪単価(円/坪)=工事費(円)÷延べ面積(坪)
例えば、延べ面積30坪の家を3,000万円で建てる場合、
坪単価=3,000万円÷30坪=100万円 となります。
◆注意ポイント!
「坪単価」の算出方法には、実は明確な基準がないのです。
そのため、同じ敷地・間取り・仕様の建物でも、
「ハウスメーカーや工務店によって坪単価が違う!?」なんてことがよくあります。
違う指標から算出した「坪単価」では、正しい判断は難しい、、、
そこで、次の2点について確かめることをおすすめしています。
①延べ面積とは何の面積か
②工事費には何が含まれているのか・含まれていないのか
●延べ面積とは何の面積か
坪単価を算出する「延べ面積」には、
ベランダや玄関ポーチ、吹き抜けを除いた、各階の床面積合計を使用するのが一般的です。
しかし、これらを含んだ面積(施工面積)を用いて算出する会社もあります。
そうすると、面積が大きくなるので、坪単価は安くなります。
「延べ面積」が何を指しているのか、聞いてみてください。
●工事費には何が含まれているのか・含まれていないのか
「工事費」と聞くと、家づくりに必要な費用が全て含まれていると思われがちですが、、、
実は、全てが含まれているとは限りません!!
工事費に含まれないことがある項目としては↓↓
・既存建物の解体費
・敷地測量費
・地盤改良費
・外構工事費
・電気・給排水設備
・照明器具、エアコン設備
などなど、、、
また、キッチンやユニットバスなどの住宅設備は、工事費として見込んでいても、
低グレードである場合も多いので要注意です。
坪単価に「何が含まれて・何が含まれていない」のかを、正確に把握して、
設備や内外装、外構などの予算配分を考えていくことが大切です。
さいごに、、、
◆菅野企画設計の坪単価の考え方◆
工事費には、以下を含みます。
・建物本体
・地盤改良費
・屋内外の電気・給排水設備
・照明器具、エアコン設備
・住宅設備(キッチン、ユニットバス等)※ご希望グレード
◆菅野企画設計の坪単価◆
耐震強度、省エネ性能を兼ね備え、木にこだわった「和の家」をつくろうと思うと、
坪100万円~(※首都圏は坪120万円~)が目安になります。
規模が大きくなれば坪単価が下がったり、、、
平屋建てになると上がったり、、、
様々な要因で変動します。
ご希望の家を造るにはいくらかかるのかを知るためにも、
まずは、ファーストプランをオススメしています。
△ファーストプラン提案例
「坪単価」は会社によって算出方法が違う!
ということを念頭において、資金計画をご検討ください。
Archives