コラムColumn
2020.9.15
京都市の浄土宗寺院から、客殿庫裡改修のマスタープランと本堂の耐震診断の依頼(植松)
京都市内の浄土宗寺院から資料請求をもらって、はや2年。
「客殿庫裡を改修したいので、相談にのってください」とご連絡をいただき・・・
マスタープランを依頼されました。
客殿庫裡は築50年の木造2階建て。
お寺の施設とプライベートの仕切りがあいまいで、動線も混乱していて使いづらい状態・・・とのこと。
加えて、本堂の耐震診断も依頼されました。
早速、菅野+前嶋チーム4名で現地調査とヒアリングに向かいました。
通常であれば、床下や小屋裏調査も行いますが、
この日、京都市の気温は36.5°・・・
小屋裏調査を行うには危険な気温であるため(天井の上は異常な温度になるのです!)、
この日は、間取りと断面寸法の調査のみに留めることにしました。
住職にご案内いただき、一通り間取りを確認した後、
菅野と前嶋はお客様のご要望をヒアリング。
大江と鈴木に、客殿庫裡と本堂の間取りのスケッチ及び採寸を指示し、
私は断面の調査に入りました。
まずは建物の断面図をスケッチし・・・寸法を測っていく・・・はなかなか時間のかかる作業です。
しかし、
・各部屋は、どの程度の天井高が確保できるのか?
・増築は可能なのか?
等、改修プランを考えるためには欠かせません。
10時に作業を開始し・・・午後3時半、「今日の作業はここまで」菅野の指示で終了。
後片づけを済ませ帰途に就きました。
途中でかき氷をいただき、熱くなった身体を冷やし・・・6時過ぎに事務所へ帰還。
もう少し気温が下がったら、再度お寺を訪ね、小屋裏と床下の調査を実施します。
そして・・・只今、客殿庫裡の改修プランを検討中!です。
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