コラムColumn
2018.5.29
名古屋市で住宅を新築。「外観は和風で、室内は洋風に」(大江)
2015年、50歳代の男性から、歴史を重ねた和風住宅の耐震改修のご相談を受けました。
早速菅野が、名古屋市内の現地に伺いましたが・・・
傷みが激しいため、改修できる状態ではないと、お伝えしました。
しばらく時間が経ち・・・
「家を建て直すことにしましたので、相談にのってください」
今年2月、ご連絡をいただき、新築計画がスタートしました。
海外での生活が長かったご夫婦の希望は・・・
「外観は和風で、内部は洋風がいいです。せっかく建てるのなら、日本の伝統を生かした木造がいいです。ただ、室内はパーティも楽しめるような、開放的な間取りが望みです」
しかし・・・
「いまいちイメージが湧かないわ(笑)」は、サブリーダーの福田。
そこで、部屋の輪郭をパースを描いてみました。
「玄関ホール兼ラウンジは、奥行きの割に幅が狭くて・・・ただの廊下みたいですよ」
△玄関ホール兼ラウンジのインテリアパース
「やっぱりそうだよね・・・。じゃあ、短手方向に構造梁を渡して、インテリアに活かしてみようか」と福田。
なるほど、いい感じになりました。
フローリングは、花梨がお好みとお聞きしたので・・・建具や梁をダークな色調でコーディネートしてみました。
パースを描くと、他チームのメンバーからも意見が出てきます。
「フローリングもダークな色合いがいいんじゃない?」
「なんか狭く見える・・・。ひと工夫がほしいね」
そんな意見を参考にしながら、修正を重ねました。
次はLDKのインテリアパースを描きました。
△LDKのインテリアパース
「LEDのダウンライトは、ちょっとまぶしいよね。間接照明で、落ち着きのある雰囲気にしたいね」
「廊下との間仕切りはシンプルなたて格子にしよう」
試行錯誤の末、完成したインテリアパースを打合せにお持ちしました。
お客様の反応はまずまず。
これからも、こういった検討を重ねながら、設計を進めていきます。
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