愛知県一宮市在住 50歳代のご夫婦が来社され、築76年の住宅リフォームのご相談を受けました。
「以前、市の無料耐震診断を受けたことがあるんです。」
持参された、木造住宅耐震診断結果報告書を見せていただくと・・・
総合評価は0.47:倒壊または大破壊の危険があります。という結果。
ただ、この診断は壁倍率計算によるもので、古民家ならではの土壁の粘りを評価する耐震診断ではありません。
実は、2年前に所長の菅野がお宅を訪問して、いろいろなアドバイスをした経緯があります。
「あれからハウスメーカーや工務店にも相談したのですが・・・
この家の価値を本当にはわかってもらいえないように感じまして・・・もう一度、菅野企画設計に行きついたんです。」はご主人。
弊社では、
〇伝統工法ならではの土壁の粘りが地震に耐える力や
〇現在では手に入らない木材や大工の技術を評価し、
歴史を重ねた建物の潜在力を生かす耐震改修をご提案しています。
早速、菅野とスタッフ4人がお宅に伺いました。
調査の前に、前嶋、伊藤、植松と一緒に一回りして間取りを見せてもらいました。
「立派な建物ですねぇ。」
ボリューム満点の調査になりそうです。
菅野と植松はお客様からリフォームの希望をヒアリング。
そして、私たちは調査を開始しました。
△小屋裏に入り、梁や桁を調べる伊藤
△床下に潜り、基礎や土台、束などを調査する前嶋
植松と私は室内で、柱の倒れや床の傾き具合、壁の位置などを計測しました。
朝9時半から調査を始め、終えたのは夕方でした。
これから調査結果をまとめ・・・一か月以内には、耐震診断結果と補強方法、リフォーム案をご提案。
工事費の概算もお伝えする予定です。