コラムColumn
2016.9.6
建物の基礎を設計するためには、地盤の強さを知る必要があります。
木造住宅の基礎を設計する場合は、主に、スウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)を行います。
↑SWS試験の様子
SWS試験とは・・・
先端がキリ状の器具に重りをつけ、ハンドルで回転する。
25cm貫入するために、ハンドルを何回転させたかを記録。
その結果で、地盤の強さを推定します。
つまり、回転数が多ければ多いほど、『強い地盤』ということになります。
費用は3万~4万円程度で、地盤調査としては比較的安価です。
調査箇所は、計画建物の四隅+中央の計5ヶ所が基本。
既存建物が邪魔をして、調査ポイントが片寄ってしまう場合は、解体後に改めて調査することもあります。
また、計画建物の形状によっては、調査ポイントを増やすこともあります。
SWS試験で測定ができる地盤の深度は10mまで。
地域によっては、地下水位が高かったり、支持地盤が深すぎるためSWS調査ができないということもあります。そういう場合は、他の地盤調査方法をご提案しますので、ご安心ください。