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2017.2.25

住宅の工事監理では「筋かい」の「節」もチェック(前嶋)

最近新築される木造住宅は、『筋かい』で地震に耐える構造です。

ただ、『筋かい』はたくさん入っていればよい、というわけではありません。
バランスよく配置されていないと、地震力を受けた時に建物がゆがんで、倒壊する危険があります。

そのため、バランスのとれた『筋かい』の配置、構造計算に基づく数を考慮して設計します。

そして、工事現場では、『筋かい』の配置や数の確認だけでなく、金物の種類やビスの数など、取り付け方も検査します。

 



さらに、筋交いとして使用されている木材の「節」もチェックします。

「死に節」は当然避けますが、例え「生き節」でも、直径の大きなものや数が多いと、地震時に『筋かい』が折れる危険性が高くなります。

弊社では、独自の基準を設けて、『筋かい』一本一本の節をチェックしています。

『筋かい』の節については公の基準がありませんので、認識の甘い施工も見かけられます。
そういう時は、現場監督に理由を説明して、取り替えを指示しています。



※旧ホームページ「楽しい家づくり」(2014年10月22日)に掲載された記事に加筆修正しました。

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