過去の地震で全壊した木造住宅を調べると・・・
柱が土台から抜けたことが致命傷になった事例が多かったそうです。
そこで・・・
現在の建築基準法では、柱と土台を金物で緊結することが義務化され
必要な金物の選択方法も明記されました。
構造計算に見合った金物が正しく取り付けられていること。それは当然ですが・・・
何しろ、取り付ける数が多いため、
金物の種類や固定するビスの本数など、施工者が間違えてしまうことも生じます。
そこで、我々設計士と現場監督が一緒にひとつずつ確認します。
また、取り付けが難しいところは、現場で最善の方法を相談します。
地震に耐える重要な部分なのに、完成後は壁の中に隠れてしまうため、いい加減な施工は許されません。
慎重に考え、二重三重に確認することが必要です。
※旧ホームページ「楽しい家づくり」(2013年2月19日)に掲載された記事に加筆修正しました。