コラムColumn
2016.12.1
菅野企画設計が快適な住宅を造るために採用しているのが、高気密高断熱仕様。
太陽からの恵みを最大限に取り入れ、電気やガスから得たエネルギーを最大限有効に使う仕組みです。
吹き抜けのあるリビングも高気密高断熱のおかげで、
少ないエネルギーで快適にゆっくりとくつろぐことができます。
外壁、屋根、床に断熱材を隙間なく詰めて、室内を気密シートで包むので、
室温が外気温に影響されにくくなります。
気密シートで室内側をラッピング
つまり、家全体が魔法瓶のようになるので、リビング、寝室、廊下、トイレ等、家中の温度差が少なく、夏も冬も一定の温度で快適なお家の出来上がるのです♪
室内の温度はエアコンで、換気は24時間運転の換気扇で調整します。
関東仕様
北海道仕様
上の写真は新木造住宅技術研究協議会(通称:新住協)の講習会で使われた断面模型。
地方の温環境を考慮した工夫も必要で、北海道では関東地方の約2倍の量の断熱材を使います。
自立するほど分厚く固い断熱材。外壁に施工してもずり落ちにくい。
断熱材の材質も、ガラスの繊維から出来ている一般的な「グラスウール」、紙を原料にした「セルロースファイバー」、羊毛から作ったものなどがあります。
しかし、いくら性能の高い断熱材を使っても、施工が雑では期待した性能が得られません。
コンセントまわりの気密もバッチリ。
壁、天井の気密シートは隙間なく貼り、コンセントやスイッチボックスにも注意を払います。
窓枠も断熱性を高めるためには無関係ではありません。同じペアガラスでも、木製、アルミ製、樹脂製など窓枠の材質によっても熱の伝わり方に差が…。
デザインの他にも窓枠を選ぶ基準になります。
あとは、これに断熱効果のあるカーテンを選べば完璧でしょうか?
※旧ホームページ「楽しい家づくり」(2013年2月19日)に掲載された記事に加筆修正しました。